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匿名通貨と規制状況|Monero、Dash、Zcash

匿名通貨と規制状況|Monero、Dash、Zcash
MoneroZcashDashなどの仮想通貨は、取引の追跡を各々の特性によって難読化させ、取引所や管理者が不正融資を防ぐための新たな国際的ガイドラインに従うことを難しくしています。


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匿名通貨と規制状況|Monero、Dash、Zcash

MoneroZcashDashなどの仮想通貨は、取引の追跡を各々の特性によって難読化させ、取引所や管理者が不正融資を防ぐための新たな国際的ガイドラインに従うことを難しくしています。

一部の取引所では、追加的なリスク管理要件をどのように順守するかを考えるよりも、コインを上場廃止する方が簡単だと考えています。20198月、Coinbase UKZcashのサポートを打ち切りました。2019910日、OKEx KoreaMoneroDashZcashZCacheHorizonSuper Bitcoin5つのコインを上場廃止すると発表し、20196月に発表された金融活動作業部会(FATF)の規則を引用しました。この流れは明らかに、匿名通貨にとって大きな障壁になると考えられます。

MoneroDashZcashの累積時価総額は約25億ドル(約2,685億円)です。Moneroの価格は20196月中旬から約30%下がり、Dash40%以上下がり、Zcashは約50%下がっていることが確認できます。仮想通貨に投資する資産運用会社、米アーカ社のジェフ・ドーマン最高投資責任者は電子メールで以下のように述べています。「多くの銘柄が上場廃止となり、流動性が枯渇する可能性が高いです」

Europol(欧州刑事警察機構)は、MoneroZcash、それにBitcoinを、インターネットを利用した犯罪に対して警告しています。これらの仮想通貨は追跡が困難なため、テロ資金の調達や、制裁を受けた政府が使用する可能性も考えられます。

例えばMoneroでは、取引履歴の確認ができず(Coinjoin)、犯罪に使用された過去があったとしても、知る術がありません。しかし、Moneroには「View Key」機能があり所有者による取引の監視が可能となっており、Moneroの開発チームは、他の匿名通貨と同様に、FATFの規則を完全に遵守できると述べています。

Dash Core Group Inc.の最高経営責任者であるRyan Taylor氏は、「DashBitcoinと同様、要件を100%満たすことができます」と述べました。なぜDashBitcoinの取引に法的に定義可能な違いがないのでしょうか?

Taylor氏によると、eToroXDashの上場を廃止したが、DashBlockchainIntel及びCoinfirmと提携してDashブロックチェーンのコンプライアンスサービスを提供したことで、サービスは規制当局が必要とする情報を提供することができるようになったとのことです。

ZcashをサポートするElectric Coin Co.で規制関係を担当するJack Garigan氏によると、Zcashには他にも多くの仮想通貨に欠けている機能があるといいます。

Garigan氏は、FATF勧告との互換性は、他の多くの仮想通貨よりも高いと言います。取引所はユーザーにZcashの透過的なアドレスの使用を要求し、追加の匿名機能にオプトインしないようユーザーに求めることができます。

Binanceの最高経営責任者であるZhao Changpeng氏は、2019年917日にツイートし、最大の仮想通貨取引所の融資業務がMoneroZcashDashをサポートすると発表しました。Binanceはマルタを拠点としており、より緩和的な規制を提供すると見られています。マルタは、FATFの準加盟国であるヨーロッパのマネーロンダリング対策機構Moneyvalのメンバーです。

FATFは、20206月に、加盟国がFATFの指針をどのように実施しているかについてレビューを行う予定です。

 

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今井 涼二

今井 涼二

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