厳選!知っておきたい市場ニュース!!

LINEが手掛ける仮想通貨取引所「BITMAX」 が市場に与える影響について PART.2

アクティブユーザー約8,000万人へのアプローチと新たなターゲット層
LINEは市場のニーズと自社のニーズを的確に捉えることで、仮想通貨市場に対するユーザーの心理的参入障壁を下げます。「言うは易く行うは難し」の参入障壁の低減をどのように実行するのか説明したいと思います。


前回、LINEが国内の仮想通貨取引所「BITMAX」というサービスを開始するということは、直感的に市場の変化を感じるとお伝えしました。そして今回どこにインパクトがあるのかというのを少し掘り下げてみたいと思います。

  • アクティブユーザー約8,000万人へのアプローチと新たなターゲット層(本日の内容)
  • コア事業と戦略事業との親和性
  • secret(最終日に公開)

前回の記事を読まれていない方はこちらからご覧ください。こちらを読んで頂くことで、LINEが運営するBITMAXの既知情報を把握して頂くことができます。

アクティブユーザー約8,000万人へのアプローチと新たなターゲット層

前述した通り、LINE株式会社は2000年9月4日に設立されて以来、たった19年で月間アクティブユーザー約8,000万人という、日本最大級のコミュニケーションツールとなりました。LINE社がこの約8,000万人に対してアプローチすることは、認知率向上と安心感という意味で非常に大きなインパクトがあると言えます。では、認知率向上と安心感が市場にどのような影響を与えるのでしょうか?

単純にユーザーの心理的参入障壁が下がります。

ここに関しては説明するまでもないので、答え合わせはLINEの決算資料と楽天ウォレットの決算資料からしたいと思います(なぜ楽天ウォレットかと言うと、「元からマス市場からの認知が高い」「仮想通貨取引所を国内向けに開始」「独自の経済圏を作ろうとしている」という部分で最も性質が近しいからです)。

誰もが行き着く結論である「ユーザーの心理的参入障壁が下がる」は、まさしく「言うは易く行うは難し」です。現状の仮想通貨に対する日本人のイメージは決して良いとは言えず、出川ショックや各種国内取引所のハッキング事件は深い傷となっています。しかし傷を癒し、再度日本人の心を動かす可能性を秘めているのがLINEということです。

なぜそう思うのか説明したいと思います。

LINEはユーザーの潜在的ニーズを拾い的確なアプローチをする

ユーザーの潜在的なニーズとは「資産運用をしたいけど難しい(障壁が高い)」です。その手の検索ワードで「初心者」「簡単」と言うワードを多用した記事が並んでいるのはその証拠とも言えますね。また、ソフトバンクやみずほ証券が株主になっているOne Tap BUY(ワンタップバイ)などの需要も、新たなニーズを秘めたユーザー数が増え続けていることを意味しています(公式のニュースリリースによると2018.10.24時点で13万口座を記録)。この市場とユーザーの需要は、老後2000万問題や年金問題からも今後ホットな領域になると予測できます。

LINEも2018年10月18日から「投資初心者の方の投資に対するハードルをさらに下げることを目的」としてこの市場に「LINEスマート投資」という形で参入しています。そして下記LINE社が実施したアンケートからユーザーの性質がわかります。


LINE株式会社公式ページ

新たなユーザー層(今まで投資の経験がない層)の潜在的需要が顕在化した瞬間。

LINE株式会社公式ページ

新たなユーザー層が今まで資産運用をしてこなかった理由がわかった瞬間。

つまり、LINEは市場の潜在的ニーズと自社ユーザーの潜在的ニーズに答える形で、新たなユーザー(20代、30代)を資産運用(証券)市場に参入させているのです。さらに面白いのはLINEのユーザーで最も多い年齢層は40代に続き50代であると言う点です。

insta lab

今まで仮想通貨市場に参入していたユーザー層は、20代、30代(投機筋)が過半数を占めていたことは一般社団法人日本仮想通貨ビジネス協会の資料から分かります。しかし、LINEがターゲットとするのは40代、50代と今まで仮想通貨市場に積極的に参入してこなかった世代です。日本においてある程度の資金と地位を獲得しているこの層が、仮想通貨市場に参入してくることは、20代、30代にとっても参入しやすい流れができます(個人的にはこれだから日本は…ってことです)。

仮想通貨取引についての現状報告

圧巻ですよね。

市場のニーズと自社ニーズを的確に拾いあげ、全年齢層に新たな体験をさせるというのは、流石国内でコミュニケーションの形にイノベーションを起こした会社です。「言うは易く行うは難し」だったはずの「ユーザーの心理的参入障壁を下げる」に説得力がでました(自己満)。

続きはこちら

 

CoinPicks Lab

レポートを希望する

関連記事

  1. LINEが手掛ける仮想通貨取引所「BITMAX」 が市場に与える影響について PART.4

  2. LINEが独自通貨LINK PointとLINKを発行

  3. LINEが手掛ける仮想通貨取引所「BITMAX」 が市場に与える影響について

  4. 仮想通貨取引所BINANCE(バイナンス)にフェイスブック「Libra」が上場する意味

  5. いつオープンするかと言われていたLINEの仮想通貨取引所「BITBOX」がついに

  6. LEOとBNBの比較 – THE BLOCK

  7. LEOとBNBの比較 – THE BLOCK PART2

  8. LINEが手掛ける仮想通貨取引所「BITMAX」 が市場に与える影響について PART.3

今井 涼二

今井 涼二

CoinPicks Admin // CoinPicks Lab Admin // CoinPost専属ライター

プロフィールを表示 →

毎週金曜日|ピックアップ情報を配信!

新着記事

  1. Dharma|Smart Wallet
  2. Ethereum|イスタンブールとEIPの内容
  3. シンガポール|ブロックチェーンエコシステムレポート
  4. BlockChainJam2019 supported by ビットポイントジャ…
  5. Avalancheについて|ブロックチェーン3.0
  6. インターネットの定義とEthereumの定義 PART2
  7. 匿名通貨と規制状況|Monero、Dash、Zcash
  8. インターネットの定義とEthereumの定義 PART1
  9. ライトニングネットワークの現状
  10. プライベートブロックチェーンについて再考する
PAGE TOP