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イーサリアムの誕生とヴィタリック・ブテリン

イーサリアムの誕生とヴィタリック・ブテリン
今回は、「イーサリアムの誕生とヴィタリック・ブテリン」専門用語を省き、事例を使いながら説明しています。このレポートを読んで頂くことで、ヴィタリック氏がいつ暗号資産に興味を持ち、イーサリアム開発に至ったかを簡潔に知ることができます。


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イーサリアムの誕生とヴィタリック・ブテリン

1.1 ヴィタリック・ブテリンとは

前回、イーサリアムとは「ワールドコンピュータ」としてあらゆるものをデジタル化することで、世界そのものを1つのコンピューターにすることを目的としたプラットフォームであると説明しました。

イーサリアムとブロックチェーンについて:https://coinpicks.substack.com/p/picks-report-vol21

今回は、イーサリアムの考案者である「ヴィタリック・ブテリン(以下、ヴィタリック氏)」について簡潔に掘り下げたいと思います。

まもなく26歳を迎えるヴィタリック氏が暗号資産に興味を持つキッカケとなった出来事は、お気に入りのゲームキャラクターのパラメーターが運営会社の集権的な運営によって変更されてしまったことに起因するそうです。その後、高校生になったヴィタリック氏はビットコインに興味を持ち、時給5ビットコイン(当時4ドル程)で記事を書いていたそうです。

時代の変化を感じるヴィタリック氏の境遇として、ビットコインをヴィタリック氏に教えたのは父親だったとのことです。その時は、ただの数字の羅列にしか見えず、本質的な価値に気付いたのは別の場所でビットコインについて話を聞いた1ヶ月後であったそうです。

それから、没頭するあまり時間の大半をビットコインに注ぎ、大学を中退した後、ビットコイン界で何が起きているのかを知るために5ヶ月間の旅に出たそうです。

そうして世界を旅した結果、ヴィタリック氏は19歳のときにブロックチェーンプラットフォーム「イーサリアム」を考案しました。

このようにして生まれたイーサリアムが、今世界を巻き込んで多くの人間を熱中させているのです。

1.2 アンドレアス・M・アントノプロスとは

マスタリング・ビットコインの著者としても知られるアンドレアス・M・アントノプロス(以下、アントノプロス氏)は、2012年にSatoshi Nakamotoのホワイトペーパーを読んでビットコインに心を奪われました。当時フリーランスとしてのコンサルタント業務を放棄し、ビットコインについて無料で記事の執筆をはじめたそうです。ヴィタリック氏同様、心を奪われた後は記事を書くんですね。

あまりに熱中しすぎた結果、4カ月間ほど、寝食を忘れて学び、9キロ以上も体重が減っていたとの話もあります。そんなアントノプロス氏も、最初はビットコインを「どーせオタクのコインだろ。」とバカにしていた時期があったそうです。

その後、ヴィタリック氏が作成したイーサリアムの元となるホワイトペーパーを読み、興味を奪われアントノプロス氏は、ヴィタリック氏に対して技術的なことを含む多くの質問をして、意見を求められた際に、「うまく機能しない」言い、その理由について説明したところ、ヴィタリック氏は非常にクリアな回答を既に用意していたとのことです。

アントノプロス氏は、この後に紹介をするギャヴィン・ウッド博士と共に、マスタリング・イーサリアムを執筆するに至ったわけです。

1.3 ギャヴィン・ウッドとは

イーサリアムの初期開発の大きな支えとなった人物として、ギャヴィン・ウッド(以下、ウッド氏)は、プロトコル面でズバ抜けて目立っていたとヴィタリック氏は語っています。

ウッド氏といえば、現在Web3ファウンデーション(Web3 Foundation)でポルカドット(Polkadot)に取り組み、パリティ(Parity)ではイーサリアムとジーキャッシュ(Zcash)のクライアントを作っていることで有名です。

ウッド氏は、2013年に初めて暗号資産に興味を持ち、ビットコインについて調べ始めました。ビットコインのエコシステムについて調査している際に、ビットコイン開発者のアミール氏を通じてヴィタリック氏と連絡を取り合ったのが、出会いのきっかけとのことです。

ウッド氏は、魅力的なプロジェクトを探していたこともあり、それから共同創業者としてヴィタリック氏と共に、イーサリアムの基礎となるプロトコル開発を行いました。イーサリアムのスマートコントラクト向けのプログラミング言語「Solidity」もウッド氏によって開発されました。

そうして、今回アントノプロス氏と共にマスタリング・イーサリアムを執筆するに至ったわけです。

1.4 まとめ

イーサリアムプロトコルの原型は、ヴィタリック氏によって作られ、アントノプロス氏によって多くの人に語り継がれ、ウッド氏によって基礎開発が行われ、いま多くの人の興味を引きつけています。

今回のレポートは、イーサリアムの基礎学習を進めていく上での重要事項ではありませんが、どのような人が関わり、どのような意図があったのかを知ることは、イーサリアムについて理解し、他のプロジェクトを俯瞰する際に意外と役に立つのではないかと思っています。

また、レポートではマスタリング・イーサリアムに記載のあった主要人物のみを取り上げていますが、他にも多くの人が関わり、2015730日、イーサリアムのジェネシスブロック(最初のブロック)のマイニングと呼ばれる承認作業が始まり、ワールドコンピュータとして動き始めたという事実があります。

Reference
マスタリング・イーサリアム
https://wired.jp/special/2017/vitalik-buterin/

 

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今井 涼二

今井 涼二

CoinPicks Admin // CoinPicks Lab Admin // CoinPost専属ライター

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