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Ethereum 2.0について意外と知られていない8つの事実

Ethereum 2.0について意外と知られていない8つの事実
Ethereum2.0 のネットワークに参加するには、バリデーターが32ETHをステーキングする必要があることは知られています。しかし、知られていない事実としてEthereum 2.0のネットワークを現状の堅牢性を維持したまま開始するためには、全体で約200万ETHがネットワークにステーキングされている必要があるということです。


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Ethereum 2.0について意外と知られていない8つの事実

1.Ethereumネットワークには200ETHのステーキングが必要

Ethereum2.0 のネットワークに参加するには、バリデーターが32ETHをステーキングする必要があることは知られています。しかし、知られていない事実としてEthereum 2.0のネットワークを現状の堅牢性を維持したまま開始するためには、全体で約200ETHがネットワークにステーキングされている必要があるということです。2019726日時点で214.98ドル(約23,000円) / ETHであることを考えると、約4.2億ドル(約450億円)相当のETHのステーキングが必要ということになります。

しかし、多くの人にとってEthereumでさえも安心したネットワークではないというのが本音でしょう。Ethereumを普段使用している人でさえも、最初からステーキングシステムに参加するには抵抗があるでしょう。その為、十分な数のステーキングが集まるには多くの時間が必要になります。

以下関連データを紹介します。

  • Committee(検証者)毎に128のバリデータが選出することを目標としており、1024シャードの最低限のセキュリティを維持するためには約131,072のバリデーターが必要になります。128個のバリデータはあくまで目標値であり、最低限必要なバリデータ数は111個です。
  • バリデーターの数が111個より少ない場合、ネットワークはシャードをスキップします。結果処理速度が落ちて行きます。
  • 技術的にはたった64個のバリデーターでネットワークを稼働することができますが、安全性は低く、動作も遅く、シャードは意図したとおりに動作しません。

2.バリデータのオンライン上の秘密鍵|安全です

ブロックを生成するには、バリデータがインターネットに接続され、アカウントの秘密鍵が読み込まれている必要があります。これについて、バリデータがハッキングされた場合、ステーキングしているETHも盗まれてしまうのではないかという懸念をよく聞きます。

32ETHをステーキングしてバリデーターになると同時に、EXITアカウントとEXIT Shardに関する情報もコントラクトに送信します。これは、仮にバリデータであるユーザーがシステムから追い出されても、あなたのETHはあらかじめ指定しておいたアドレスに送られます。

3.Ethereum2.0のブロック生成速度は6秒ですが

Ethereum 2.0の一般的なブロック生成時間及びバリデータの選出時間は6秒です。しかし、UNIXタイムスタンプは潤秒の影響を受けやすいため、1部のスロットの長さは5秒~7秒になる場合があります。基本的な知識として、バリデータが選出される期間はepoch(エポック)という単位で区切られており、1epoch = 64 slot(スロット)で分けられています。1 slot6秒なので、約6分ごとにValidatorが選出されるという仕組みです。

4.バリデータのオフラインは罪|間違っています

バリデータノードが仮に18日間オフラインになり、BeaconChain(ビーコン・チェーン)がファイナライズされていない場合、最大60.8%ものETHがペナルティとして没収されます。これをSlashing(スラッシング)といいます。最低ペナルティは1ETHですが、同時にSlashingされた人数に比例してこの割合は増加します。

多くのバリデータが同一のBeaconNode(ビーコンノード)に依存することになるでしょう。しかし、BeaconNodeSlashingによるペナルティを受ける場合、その没収されるETHの量は独立したBeaconNodeの方が少ないのです。これは、BeaconNodeを分散化させるための重要なメカニズムです。

オフラインであることが、重いペナルティの対象になるかのように記載していますが、実際にはそれ程重いわけではありません。

というのも、1/3以上のバリデータが同時にオフラインになっている場合に大きなペナルティが課せられます。そうでなければ、オフラインであることによるペナルティは小さく、ネットに接続している時間が5067%を超えている限り、バリデータとして利益を上げることができます。このインセンティブ設計は、分散化の促進と新規参入者を落胆させないように意図的に寛容に設計されているのです。

5.バリデータの実行にはモバイルデバイスでも可能

NanoPCのような脆弱なデバイス上でバリデータを1個か2個実行することは可能ですが、おそらくBeaconNodeを実行することはできません。BeaconNodeとバリデータの違いについては次回説明しましょう。

モバイルデバイスを使用してバリデータになることもできます。しかし、モバイルデバイスのスリープ時はオフラインを意味しており、触っていない時間とオフラインの時間がイコールになる為、運営は厳しいといえるでしょう。

前述のいずれの場合も、接続する外部BeaconNodeが必要です。Infuraのようなサービスは、バリデーターが接続するためのBeaconNodeを提供していますが、自宅に安定した接続環境があれば、自身でBeaconNodeを実行することを推奨しています。

ちなみに標準的なラップトップ(PC)であれば10台までのバリデーターに対応できる予定です。

続きはメールマガジンで配信しています。

  • 6.Ethereum 2.0用のASICが存在する?
  • 7.スロットにブロックが含まれていない理由
  • 8.Queueing Mechanismはネットワークを安定させる。
  • まとめ

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今井 涼二

今井 涼二

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