第2回 国家通貨の発行へ「スウェーデン編」

▼第2国家通貨の発行へ「スウェーデン編」


スウェーデンには数千にも及ぶ小さな島々と内陸部の湖があり、広大な山々に囲まれた人口9,596,436万人の南北に長い国です。
面積としては、日本よりも少し大きいくらいのイメージです。
首都は14の島々で構成されたストックホルムで、ストックホルム宮殿や美術館、博物館には多くの観光客が訪れます。
日本でもイケアやH&Mが一般人にも浸透しており、どちらもスウェーデンの会社だというのは意外と知られていないのです。

 

▼スウェーデンの国家通貨「eクローナ」とは…


そんなスウェーデンでも、中央銀行であるリスクバンク (1) が主体となって「eクローナ」という独自の国家デジタル通貨の発行を検討しています。

 

1 リクスバンク:スウェーデンの中央銀行で世界最初の中央銀行です。
1931年、イギリスの金交換停止後スウェーデンを金融危機が襲ったが、1週間でインフレターゲットを導入して世界で最も早く大恐慌から抜け出しました。


スウェーデンは世界的にも「キャッシュレス社会」、「プライバシーレス社会」が浸透していることで知られており、日本とは環境が全く異なります。

そのキャッシュレス社会を牽引しているのが「スウィッシュ (2) 」と呼ばれるスマートフォンの現金決済システムで、お年玉や寄付まで幅広く使用されています。

 

2 スウィッシュ:2012年にスウェーデンの主要銀行11行で共同開発されスマートフォン用の決済アプリケーションです。
相手の電話番号を知っているだけで、お金の送金が可能でBank IDと呼ばれる出生時に割り振られる個人識別番号と名前の紐付けがおこなわれています。


スウェーデンで国家デジタル通貨が誕生し、多くの人が利用する未来が容易に想像できます。

しかし、既に法定通貨がスウィッシュによってデジタル化していることを考えると、差別化をどのように図り、日常生活にどのようなメリットが教授できるのかに注目が集まります。

 

▼法定通貨と国家通貨の違い


eクローナの発行を検討している中央銀行リクスバンクは、法定通貨「クローナ」と国家デジタル仮想通貨「eクローナ」のコンセプトの違いについて発言しています。

そのコンセプトの違いをピックアップして第2回を終わりたいと思います。

eクローナは現金の代替手段ではなく、現金を保管するための機能としての位置付けです。

eクローナは支払い手段として、現金は貯蓄の手段としての位置付けとします。

eクローナは少額決済をオフラインで可能にします。

eクローナの特定の条件に従うことで、匿名の決済が可能です。

eクローナに関しては、まだまだ奥深い点があり興味深いです。
当ブログでは、eクローナに関して簡単に紹介させていただきました。
オンラインサロンでは、e-クローナについてもう少し深堀してご紹介しています。

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