ステーブルコインの近況

ステーブルコインの近況
Paxos(PAX)、USD Coin(USDC)、及びDAI(DAI)は、過去三カ月で力強い成長を示しました。TrueUSD(TUSD)とTetherは、どちらも緩やかな成長を示しましたが、Gemini Dollar(GUSD)の成長率は減少しました。


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ステーブルコインの近況

PaxosPAX)、USD CoinUSDC)、及びDAIDAI)は、過去三カ月で力強い成長を示しました。TrueUSDTUSD)とTether(「Tether」 には、Omni上に発行されたUSDTと、Ethereum上に発行されたUSDTの両方が含まれます。)は、どちらも緩やかな成長を示しましたが、Gemini DollarGUSD)の成長率は減少しました。下記グラフは、201961日から201991日までの間に10ドル(約1,080円)以上を保有するアドレスの増加数を示しています。

資産を10ドル(約1,080円)以上保有するアドレスの合計数を使用して、合計ユーザー数の概算を求めることができます。10ドル(約1,080円)という上限はいささか恣意的であるといえます。あるいは、1ドル(約108円)または100ドル(約10,800円)のアドレスを調べることもできます。しかし、通常、ユーザーを概算するために$10(約1,080円)を使用します。

Tetherは、過去3か月間に他のいくつかのステーブルコイン程の成長はありませんでしたが、Ethereum上に発行されたUSDTは急速な成長を経験しました。それはOmni上に発行されたUSTDを犠牲にしてきたからであるといえます。USDTOmni上)からUSDTEthereum上)への移行は比較的急速に進んでおり、USDTEthereum上)は今後数カ月の間に、ほとんどの主要な指標でUSDTOmni上)を上回る見込みであるといえます。下記の表は、10ドル(約1,080円)以上のUSDTOmni上)及びUSDTEthereum上)を保有するアドレスの合計数を示しています。

さらに、Tetherは、全体的なユーザー数では依然として支配的な地位を保っています。PAXDAI、及びUSDCは、Tetherよりも急速に成長していますが、少なくとも10ドル(約1,080円)を保有するアドレスの総数という点では、USDTOmni上)及びUSDTEthereum上)よりも数桁少ないといえます。201991日現在、10ドル(約1,080円)を超えるアドレス数を下記の表に示します。

ステーブルコインにおける、もう1つの重要な指標は、供給の合計量です。PAXUSDCTetherの合計供給量は、201961日~201991日の間に1.0増加しましたが、DAITUSDGUSDの供給量は減少しました。

しかし、少なくとも10ドル(約1,080円)のアドレスと同じように、Tetherはまだ全供給量で他のすべてのステーブルコインを上回っています。201991日現在の総供給量は下記の通りです。

最後に、過去3か月間の価格上昇率を見てみると、価格の安定性の近似が見られます。これは、価格が理想的には安定しているべきであるため、安定した機関にとって重要な考慮事項であるといえます。下記のチャートに示されているように、DAIGUSDTetherはいずれも過去3か月間に比較的不安定な期間を経験し、PAXUSDCはより安定していました。

 

 

 

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ステーブルコインの取引量が高騰|2019年

ステーブルコインの取引量が高騰|2019年
2018年から2019年にかけてステーブルコインはかなりの注目を集めてきました。その需要はステーブルコイン全体でVenmoのトランザクション数を超えています。


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ステーブルコインの取引量が高騰|2019年

2018年から2019年にかけて、ステーブルコインはかなりの注目を集めてきました。2018年半ばには、複数のステーブルコインプロジェクトが開始しており、最近では、大企業が独自のステーブルコインをローンチしようとしています。これは、ステーブルコインに対する関心が高まっていることを示唆しています。今年に入ってJP Morganは、独自のステーブルコインであるJPM Coinをプライベートブロックチェーン上でローンチしました。また、20196月にはFacebookは大いに期待されているLibra(リブラ)に関するホワイトペーパーを発表しました。これを受けて、米国大統領がLibraと仮想通貨に対してネガティブなツイートしました。このように、仮想通貨は日常にどんどん浸透してきています。

2019年には、仮想通貨の転送量が大幅に増加しました。各ステーブルコインのトランザクション数は依然としてVenmo(ベンモー)(*1)のトランザクション数を下回っていますが、ステーブルコイン全体のトランザクション数はVenmoのトランザクション数を超えています。

*1 VenmoPayPalが所有するモバイル決済サービスです。 Venmoアカウント保有者は携帯電話アプリを使って他の人に資金を振り込むことができます。送信者と受信者の両方が米国に住んでいる必要があります。Venmoは支払い手段の一種です。 2018年第1四半期に120億ドルの取引を処理しました。

下図では、上位5つのステーブルコインとVenmo全体のトランザクション数を示しています。

時価総額や様々な指標から最も安定しているのはTetherです。当初、BitcoinブロックチェーンのOmniレイヤー上でのみ発行されていましたが、Tetherは他のブロックチェーン、例えばTronEthereumブロックチェーン上でも発行を開始しました。最近では、Ethereumブロックチェーン上で発行されたTetherERC-20規格)の取引量が急増し、時価総額が増加しています。

上図に示されているように、20193月以降、Tetherのオンチェーン取引数はかなり増加しており、他の大手ステープルコインも同様の増加を示しているものの、Tetherの伸び率は遥かに高いといえます。最近の取引高の増加は、Bitcoinの価格と取引量が回復しはじめたのと同時に起こっています。

Reference
https://tradeblock.com/blog/stablecoin-on-chain-transaction-volumes-soar-outpace-venmo

 

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LibraとBitcoinの決定的な違い| Demirors氏

LibraとBitcoinの決定的な違い
米国の上院も下院の懸念からまとめられた4つの主な懸念を確認することで、Libraと他の仮想通貨を比較して市場にもたらすインパクトの違いを感じることができます。


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LibraとBitcoinの決定的な違い

ワシントンD.C.にて2日間に渡って行われた公聴会の後、Libraは世界中で行われている長い規制聴聞会に巻き込まれることを確信しています。

Libraのアイデア(グローバルな米ドル以外の決済手段)、チーム(CalibraLibraを利用するためのデジタルウォレット)のトップで元PayPal CEODavid Marcus)、アプローチ(早い段階にLibraを発表したことによって、議員と協力して問題を解決しようとする姿勢)についてはまだ楽観的です。

上院公聴会からはじまり、民主党筆頭理事であるシェロッド・ブラウン議員は「Facebookは危険だ」という警告から調査がはじまりました。上院も下院も、新しいデジタル資産の構想に関して4つの主な懸念を抱いています。

  • プライバシーはどのように保護されるのでしょうか?ユーザーのデータはFacebookや他のLibraメンバーと共有されるのでしょうか?
  • Libra Association(*4)がネットワークをコントロールするのでしょうか?メンバーがユースケースに同意しない場合(例えば政治)、トランザクションをブロックできてしまうでしょうか?
  • LibraはどのようにしてKYC/AMLOFAC(外国資産管理局)、連邦、州、そして世界的な規に準拠するのでしょうか?
  • 新しいデジタル資産を採用する20億人のユーザーのネットワークは、既存の金融システムを破壊するのでしょうか?

*4 Libra AssociationLibraの管理権限をVodafoneMastercardVisaStripeなどの28社が運営するノードに委任するための組織。Facebook自体も属しており、権限をFacebookに集権化させない役割もある。

上記の質問を見ることで、Libraと他の仮想通貨を比較して市場にもたらすインパクトの違いを感じることができます。20億人のユーザーを持つシリコンバレーの巨人が動くことは世の中の舵を容易に切り替える力があります。

 

Libraのホワイトペーパーから既存のステーブルコインとの比較はこちらからご覧いただけます。

[blogcard url=”https://atomic-temporary-106217043.wpcomstaging.com/facebook-libra/”%5D

LibraとBitcoinの決定的な違いに関する続きは、こちらから毎週金曜日に配信します。

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Facebookが発行するLibra(リブラ)と既存のステーブルコインの違いについて

Facebookが発行する仮想通貨のLibra(リブラ)の7つの特徴
Libraのホワイトペーパーから既存のステーブルコインと比較した場合にどこに違いがあるのかについて記載しました。


Q:他のステーブルコインとの違いについて。 – CoinPicks Lab

上記のような質問をCoinPicks Lab内で頂いた為、まずはホワイトペーパーに記載のある既知の情報から既存のステーブルコイン(USDT、USDC、GUSD、etc…)とLibra(リブラ)の違いについて箇条書きしてみたいと思います。

USDTについてはこちらで記載しています。

[blogcard url=”https://atomic-temporary-106217043.wpcomstaging.com/usdt-consensus/”%5D

ステーブルコインのLibra(リブラ)の特徴

  • 準備金に通貨バスケットを採用
    Libraが採用しているリザーブは、価値保全を達成するための鍵となるメカニズムです。既存のステーブルコイン同様に通貨の発行には担保となる資産のリザーブが必要になります。異なるのは担保の方法で、USDTやUSDCのように単一の米ドルのみを担保としたステーブルコインではなく、複数の安定した通貨をリザーブする点にあります。何をリザーブするかは2019年6月26日時点では公表されていません。つまり、「$1=1Libra」ではなく「$1≒1Libra」となるわけです。
  • ネットワークの運営は選出されたバリデータによって行われる
    既存のステーブルコインは「運営会社=発行元」となっていますが、ネットワークのセキュリティ確保と取引の検証は全て選出されたバリデータが担います。多くの方がご存知のように、ステーブルコインにおける管理者の透明性は非常に重要な論点となります。バリデータ候補となっているパートナ企業(以下にパートナー企業の詳細)は、世界的に有名な企業ばかりで安心感という意味では一般ユーザーの心理的障壁を越えるのに十分だと思います。界隈にはこのようなパーミッション型の運用を嫌う方は多くいますが…
  • パブリックチェーンでの運用を視野に入れている
    エコシステムの公開から5年後を目標にパブリックブロックチェーン(非許可型)での運営を視野に入れています。なぜ最初からパブリックブロックチェーンで運用しないのかというと、世界中の数十億人をサポートするための安定性とセキュリティを提供できる実績のあるソリューションがないからということです。
  • パートナー企業が強力

現状のパートナー企業です。Libraのパートナーは、運用開始目処である2020年前半には、約100に増加する見込みです。

  • プログラミング言語「Move」
    「Move」は、Libraブロックチェーンに独自の取引ロジックや「スマートコントラクト」を実装するための新しいプログ ラミング言語です。
  • Libraブロックチェーンには匿名性
    どこまでの匿名性があるのか調査中であるのと、かなりセンシティブな問題であるため詳細はお待ちください。Coinbaseがパートナー企業に入っていることから匿名通貨に対しては、抵抗感がないのかもしれません。しかし、かなり重要な項目であると言えます。
  • インスタグラムアカウントがある
    ぬかりないと言わんばかりのネタです。真面目に答えると、もしインスタグラムも戦略の1つであるのならば親和性は結構高めと考えており、ティーン世代に新たな購買体験とコミュニケーションを提供できるのではないでしょうか?

instagram

今回は簡単に箇条書きにしてFacebookが発行する仮想通貨(ステーブルコイン)、Libra(リブラ)について書いてみました。この中でいくつか深掘りしてお伝えしたい点もございますので続きを書きます。

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Circle USDCについて

サークルUSDCとは

USDCとは、CENTERによって開発されたステーブルコインのフレームワークに基づき、米ドルに完全に担保されたステーブルコインです。 顧客がフィアット通貨の金額相当分をUSDCトークン化することで、クリプトエコシステムでの支払いと取引に使用できる、シンプルなWebアプリケーションを提供します。

CENTERとは、世界中の全ての人たちを繋ぐことをビジョンに設立された非営利団体で、サークルとCoinbaseによって設立されました。ホワイトペーパーはこちらになります。https://www.centre.io/pdfs/centre-whitepaper.pdf

ステーブルコインの重要性は日々高まってはいるものの、市場の不信感やボラティリティの高さから、透明性と信頼性を持ち合わせた機関によるステーブルコインの発行が待ち望まれていました。そうして生まれたのがGeminiUSD(GUSD)やUSDCであり透明性を証明するために毎日の監査と準備金に関する証明書を発行しています。

 

USDCの発行と償還

トークン化は、USDなどの現実の資産をクリプトネイティブトークンとして利用できるようにするプロセスです。 USDUSDCにトークン化するには、次の手順があります。

ユーザーがUSDを発行者の銀行口座に送り、発行者はUSDCスマートコントラクトUSDCと同等の額のUSD請求を送信します。そして、新しく発行されたUSDCを利用者に送信して予約されたUSDを受け取ります。

USDCを償還する際には、基本的に逆のプロセスが開始されます。

USDCのユーザーがUSDC発行者に償還を要求します。発行者はユーザーのUSDCを受け取り、そのUSDCを流通から外すようにUSDCスマートコントラクトに要求を送信します。発行者は、その準備金からユーザーの銀行口座にUSDを送付します(手数料を差し引いて)。

テザー(USDT)は、この準備金に透明性が欠落しており市場から不信感を持たれています。仕組みとしては非常にシンプルではあるものの、USDCはこの準備金の監査を毎月行うことをホワイトペーパーで宣言しています。

 

Circle USDCサポート対象国

Circle USDCは、KYCの要件とレビューのプロセス、および銀行の要件に従って、フィアット通貨をUSDCにトークン化したり、USDCをフィアット通貨に交換したりするユーザー向けサービスです。

サポート対象国:アンドラ、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カナダ、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、リトアニア、ルクセンブルグ、メキシコ、モナコ、ポルトガル、ルーマニア、サンマリノ、シンガポール、スロバキア、スロベニア、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、スイス、タイ、トルコ、イギリス、米国(HINYMNを除く)、バチカン市国、ベトナム

重要な初期顧客セグメントは、トレーディングポジションをヘッジするための価格安定したトークンを探しており、取引所や銀行間で高速かつセキュアな価値の動きを望む仮想通貨(資産)トレーダーです。

この顧客セグメントこそが、信頼を担保に設定された非常に重要なターゲットなのです。

 

取引可能な取引所

USDCPoloniexのプライマリマーケットまたは取引ペアとして利用可能になります。フィアット通貨をUSDCに交換した顧客は、それらをPoloniexに転送し、BTCETHUSDTのステーブルコインとして取引することができます。

以下の取引所はUSDC取引ペアもサポートしています。

  • Coinbase
  • KuCoin
  • Digifinex
  • Huobi
  • OKEx

情報が古いので最新の取扱い銘柄は、こちらから確認してください。
https://coinmarketcap.com/currencies/usd-coin/#markets

 

Circle USDCの収益モデル

サークルは、USDCを米ドルに償還する手数料を請求することがあります。手数料は下記の料金表に記載されています。サークルはまた、分離剰余勘定で保有されている資金に利息を生み出すことがあります。

最終更新日:2018115

項目

料金

詳細と開示

銀行ワイヤートークン化

無料

Circleとその銀行パートナーは、ワイヤーが米ドル建であれば、米ドルのトークン化に関連して行われたUSDC口座へのトークン化の手数料を請求しません。

別の通貨で資金を送金する場合、サークルの銀行パートナーは通貨換算手数料を請求することがあり、トークンはサークルの銀行パートナーの通貨換算率で換算されます。

送金元の銀行から手数料がかかることがあります。

銀行ワイヤトークン化キャンセル

50ドル

サークルは、銀行振込が却下され返金される必要がある場合に料金を請求します。 返金の理由としては、参照番号の紛失または綴りの誤り、預金限度額を超える預金の預託などが考えられます。

銀行ワイヤー交換

無料

サークルとその銀行パートナーは、米ドルでUSDCを償還し、銀行口座に資金を送金するための手数料を請求しません。

資金を受け取ったときに送金先の銀行から手数料がかかることがあります。

銀行口座を利用するには最低$ 100が必要です。

USDC送金(インバウンド)

無料

Circleは、USDCUSDCアカウントに受け取ることに関連して、料金を請求しません。

USDC

イーサリアムネットワークを送信しているプラットフォームのいずれかまたは両方によって課された料金が発生することがあります。

USDC送金(アウトバウンド)

イーサリアムネットワーク上での適切な取引(ガス)料金

USDC口座から外部アドレスにUSDCを送る場合、Circleイーサリアムネットワークの取引費用をカバーするために料金を請求します。

この手数料は、イーサリアムネットワークの現在の状況に応じて異なります。また、外部へのUSDCの送金を完了する前に、常に表示されます。

USDCカストディ

無料

サークルは現在、USDC口座にUSDCを保持することに関連していかなる保管費用も請求しません。 Circleは、分離勘定の資金を保持することにより生じ得る利息または利益を保持するものとします。

これらの理由から、あなたは常に、米ドルでの送金元を指定して、トークン化に関してUSDCをどれくらい受け取れるかを正確に知っておく必要があります。

Circleはイーサリアムのネットワークトランザクション(Gas)料金をカバーする金額をどのように計算しますか?

外部へのUSDCの引き出し額から控除された手数料は、取引がタイムリーに処理されるように、平均的なイーサリアムネットワーク取引(ガス)手数料をカバーするように設定されています。サークルは週単位で料金を見直し、更新し、イーサリアムネットワークの状態に応じて変更されることがあります。

 

ブラックリスト

USDCトークンはERC-20と互換性があり、ERC-20互換のデジタルウォレットで保管できます。ただし、ホワイトリストに登録されたアドレスにトークンが送信されたり、ブラックリストに登録されたアドレスからトークンが送信されたりすることを防ぐために、USDCCENTERによって、グローバルブラックリストが管理されています。ブラックリストに掲載する理由には、既知の不正または違法行為、法的秩序またはプロセスが含まれる可能性があります。ブラックリストに掲載されたアドレスで保有されているUSDC残高に関連付けられた引当金は、完全かつ永久に回復できない可能性があります。

 

追記

CENTERとは何ですか?Circle USDCとはどのように関連していますか?

CENTERコンソーシアムは、インターネット上でのフィアットの基準を確立し、CircleCoinbaseによって設立されたフィアットステーブルコインの世界的な普及のためのガバナンスフレームワークとネットワークを提供することを目指した合弁企業です。

USDコイン(USDC)は、CENTERの最初の安定したコインの実現であり、CircleCoinbaseUSDCの最初の商業発行者です。

どのように規制されていますか?

Circle Internet FinancialInc.は、米国におけるマネー・サービス事業としてFINCENに登録されています。

どのようにして顧客は、USDCが合致する準備金を保持しているあることを確認できますか?

フィアットステーブルコイン・フレームワークを実装し、トークン発行者になるCENTERのメンバーは、電子マネーを発行するために必要なすべてのライセンスを保持し、適用される法律を遵守し、公的に利用可能な財務情報を提供し、信任された第三者に承認を受けます。これには、発行された金額のトークンに対して準備金に計上されたすべての残高の完全な計上が含まれます。

Circle USDCでは、フィアット資金を当社のシステムに接続する際に、当社のバンキングパートナーの1つにこれらの資金を預金します。将来的にサークルは、流動性の高いAAA定額固定利付証券にこれらのフィアット資金を投資することもあります。

Circleは、公開開始後、centre.ioに関するUSDC関連のレポートを公開します。当社はGrant Thornton LLPに対し、当社が定めたUSDステーブルコイン・トークンに対するUSD準備金の正確性に関して一定の合意された手続を毎月適用するため、経営陣を支援する依頼をしました。

銀行や金融パートナーは誰ですか?

Circleは、業界をリードする複数のグローバル・バンキング・パートナー、および主要な公的会計会社および顧問ならびに一流の保険引受業者と協力しています。

米シルバーゲート銀行、USバンコープ・アセット・マネジメント(USBAM)を含むいくつかの銀行パートナーをUSDCに利用しています。シルバーゲート銀行は決済銀行として機能し、取引関連の活動はすべて管理されますが、USBAMUSDCの準備金を保有します。

当社はGrant Thornton LLPに対し、当社が定めたUSDステーブルコイン・トークンに対するUSD準備金の正確性に関して一定の合意された手続を毎月適用するため、経営陣を支援する依頼をしました。

以上簡単にはなりますがUSDCの簡易まとめになります。

 

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などなど…
今後も学習項目は増えていきます。

MakerDAOの仕組みを簡単に要約&解説

下落相場が続く中で非常に良いパフォーマンスを出してる仮想通貨担保型のステーブルコイン「DAI」について総まとめ記事が出ていたので、筆者が復習も兼ねてインプットした要約を掲載していきます。

そして最後にはDAIMKRの有用性についても考察したいと思います。

全文をご覧になりたい方は下記URLをご覧ください。

 

MakerDAOの要約

Daiは、仮想通貨担保型のステーブルコイン。価値をETHに担保することで価格安定化を測る。価格は1DAI = 1USDMKRトークンはDAIを支えるユーティリティ&ガバナンストークン。

20181124日執筆時点での価格は、DAI = 113円、MKR = 42,957円となっています。

スマートコントラクトによって担保資産をロックする「CDP

DAIを発行するために、担保資産(ETH)をCDP Collat eralized Debt Position)と呼ばれるスマートコントラクトの作成が必要になります。DAIを理解するためには、専門用語が多く出てきますがなるべく伝わりやすい言葉を選択していきたいと思います。

上記で担保資産をETHと記述しましたが、正確には担保専用のトークンとしてETHPETHとしてラッピング(変換)する必要があります。担保資産としてのトークンはPETHのみでのスタートでしたが、20184月頃にOmiseGoとの提携でOMGの担保によるDAIが発行を進めていくことを発表しています。担保資産を増やすことで、DAIの供給量を増やし価格安定性に寄与します。

Auto Liquidation(担保資産下落時の自動清算のメカニズム)

担保されているトークンの下落率はあらかじめ定められており、それを下回った場合には、担保資産は自動的に売却されます。

これはdecentralized(分散的)なステーブルコインを1USDとしての価値を維持するために、DAI発行量は担保資産として預けられたPETH2/3(約66%)となっています。仮想通貨のボラティリティの激しさを考量して決められた発行量ですが、PETHの価格が規定値を下回った場合に、1USDの価値を維持することができなくなることから、PETHのロスカット(市場売却)がCDPによって自動的に執行されます。

ロスカットされたPETHは割引されてDAIで購入することができ、購入者はETHで受け取ります。そして、購入に使用されたDAIburn(焼却)されることで、市場のDAIの枚数が減ることで価格の維持を目的としています。

ここの仕組みは非常にややこしいが価格維持を形成している仕組みとしてかなり重要です。decentralized(分散的)な仕組みを維持するために仮想通貨担保型の選択になり、1USDとしての価値を維持するためにETHを担保としているわけですから複雑になって当然ですね。

この仕組みをSingle-Collateralと言います。しかし、この仕組みはまもなく終了しMulti-collateralに移行するとのことです。

Multi-collateralでは、1USDの価値を維持するために2種類のオークションが市場で行われます。簡単に説明するとユーティリティトークンとしてのMKRを使用して、市場のDAIを購入&burn(焼却)することで、市場からDAIの供給量を減らす目的を持つ債務オークションとMERを担保としたDAI発行をシステムを販売して、集まったMERburn(焼却)することでMKRの価値も維持する担保オークションが行われます。

システム停止機能「Global settlement

DAIの価格が維持できなくなった際に、ホルダーを守るための仕組みをガバナンストークンとしてのMKRを使用して、ガバナンスで決められた価格を基にDAIETHに変換できます。この仕組みが発動される際には、Multi-collateralも強制的に停止します。

以上簡単にMaker DAOの仕組みについてまとめました。

 

DAIの有用性

decentralized(分散的)なステーブルコインとして、現段階で確立したポジョンをとっており、今後トークンエコノミーやSTO(証券トークン)などの需要が増すにつれて、リスクを取りたくない機関投資家や資産家や、政府を信用できない市民や組織などの需要が高まります。

むしろ市場はその方向性に舵を切っており、その優位性としてdecentralizedというのは非常に大きいと感じます。

 

MKRの有用性

CDPの債務返済時には、MKRが必ず必要になるためCDPの需要とDAIの用途が増加するにつれてMKRの価格も上昇するでしょう。上述したように、DAIの需要は上昇する未来がある程度見えていることからMKR需要と価格も上昇する可能性が高いと感じます。

なおかつ、投資目的で売買できる取引所の多くはDEX(分散型取引所)が多く、一般ユーザーにはまだまだ敷居が高いと感じています。CEX(中央集権取引所)ですとGate.ioHitBTCOKExでの取引が可能です。

少し前にa16zAndreessen Horowitz)社が大量にMKRの購入をしており、同機関はCoinbaseSTO関連のSWARMにも投資しています。このことから、今後CoinbaseDAIMKRがリストされても違和感がありません。

 

Reference

<仕組み解説>Guidelines of MakerDAO&dai

 

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今後も学習項目は増えていきます。

Paxos – ホワイトペーパー

米ドルに連動したステーブルコインPaxosのホワイトペーパーを和約しました。

ホワイトペーパー内には関係のない内容も多かった為、重要な部分以外は省力しています。

WHITE PAPER

v1.0 last updated September 9, 2018
written by Charles Cascarilla

The latest version is available at http://standard.paxos.com/whitepaper.pdf

 

抽象

お金の概念は何千年も前から進化してきましたが、まだ改善の余地があります。

デジタル通貨への期待(グローバルな流動性、フリクションレス、民主化)は実現されていません。数十億ドルの資源と開発に費やされた時間は、多くのプロジェクトのみならず、デジタル通貨の大手ビットコインでさえ依然としてその有用性を制限する重大な問題に悩まされています。

このホワイトペーパーでは、USDによって1対1で担保され、ニューヨーク州金融局によって承認・規制されているPaxos Trust Companyの新しいデジタル通貨Paxos Standardトークンを紹介します。我々Paxos Standardは、参加者がブロックチェーン技術と金融監督当局の監督の恩恵を受けて、信頼された安全な米ドル建て資産を取引することができるという優位性について説明します。

Paxos Standardは、従来の金融システムのインフラストラクチャー、監督および安定性を活用して、デジタル通貨の大幅な進歩を実現すると考えています。

 

PAXOS STANDARD

ブロックチェーン技術は、分散型台帳、スマートコントラクトなど、卓越した革新性をもたらしましたが、通貨としての基本原則を改善しておらず、普及率を高めるために必要な国民の信頼を築いていません。

Paxos Standardは、信頼性の高い従来のインフラによってサポートされていると同時に、ブロックチェーン技術の新しい革新性を活用して機能を向上させるように設計されています。言い換えれば、規制された信託会社と金融機関が米ドル預金に裏打ちされたトークンを発行することにより、Paxosは法廷通貨の信頼と安定性を、デジタル通貨の有用性と即時性とを組み合わせたトークンを提供することができます。

基本

Paxos StandardPAX)は、USD預金によって11でバックアップされ、Paxosを通じて利用可能なトークンです。 PAXは、USDと引き換えに11で利用可能で、USDに対して11で償還可能です。償還時に、PAXトークンはすぐに供託から取り除かれます。 PAXは、対応するドルが保管されている場合にのみ存在します。

ニューヨーク州の銀行法に基づいて組織され、ニューヨーク州金融局によって規制される信託会社として、Paxosは最高水準の統治原則のもとで運営されています。顧客資金を自己資金として運用する銀行とは異なり、信託会社は顧客の預金を管理する受託者として機能するため、顧客資金は常に完全に分離された状態に保たれます。すべてのドル預金は、FDIC被保険米国の銀行に保有されているか、または米国政府債務により担保されており、顧客の金銭はすべて顧客財産として会計処理されています。

製品の特長と利点

  • Paxos Standardトークンは、Paxosによって発行され使用されます。Paxosは、信託としてPAXを直接発行します。これにより、償還期間の短縮(PAX1営業日以内に償還することができます)や手数料の削減など、より効率的な運用が可能になります。
  • PAXは、Ethereumウォレットを持っている人なら誰でも送受信できます。すべてのトランザクションは、ERC-20プロトコルに従ってEthereumプラットフォーム上のスマートコントラクトのルールに従って動作します。このスマートコントラクトのため、取引はヒューマンエラーを排除し、システムはプログラムされたとおりにしか動作しません。
  • PAXは世界中の取引所に掲載されています。ドルに裏付けされているので、ドルの価値を他のデジタル通貨と比較して理解するためのプロキシとして使用できます。
  • itBitの取引所やOTCを通じて、ユーザーは瞬時にPAXを現金化することができます。
  • PAXはあらゆる種類の資産に対する決済を容易にするために、24時間年中無休で利用できます。銀行のような営業時間中のみに利用可能な決済とは異なり、PAXはいつでもどこでも決済することができます。
  • Ethereumブロックチェーン上に構築されたPAXは、プログラム可能なトークンであり、グローバルなトークンコミュニティに参加でき、プログラム可能なお金のグローバルプラットフォームを安定して作成できます。

Early Use Cases

Paxos Standardは発行されてからまもない為、初期使用事例は将来のユースケースとは大きく異なると予想しています。当面の間、これらのアプリケーションが最も迅速に採用されることを期待しています。

  • デジタル資産や証券トークンを含む、他のブロックチェーンベースの資産に対する支払い手段。ブロックチェーンベースの資産での取引で最も複雑で難しい側面は、支払いを効率的かつ信頼できるタイミングで移動することが難しいことです。
  • ボラティリティ時のヘッジとしての安定資産への転換。デジタル通貨を取引する投資家は、PAXの資産を保有してデジタル通貨のボラティリティへのエクスポージャーを制限することができ、それによって米ドルの安定と償還の遅延を招くことなく利益を得ることができます。
  • より複雑でプログラム可能なデジタル通貨取引をより少ないボラティリティで実行する。PAXEthereumスマートコントラクトサポートを備えたERC-20をベースに構築され、高度な取引条件やトークンのエコシステム内で動作し、ボラティリティリスクを軽減します。
  • 金融機関および商社は、PAXをプロキシとして使用して、24時間年中無休で決済することができます。
  • カストディおよび取引所が市場参加者に安定と監査による信頼性を提供することができる代替案。

長期的な有用性

資産の移動性と決済
USDがトークン化されたPAXは、デジタル通貨と財産との間の摩擦を解決します。銀行の制約によって、デジタル通貨を平等に変換するには時間とコストがかかります。 Paxos Standardは、米ドルではなくPAXへのキャッシュアウト時に、インスタント決済によって、デジタル世界でのドルの「ホームベース」を作ります。

言い換えれば、Paxos Standardは、デジタル通貨取引の現金コンポーネントの迅速かつ効率的な決済を支援し、頻繁なトレーダーは、より大きな効用と流動性のために、米ドルではなくPAXで資産を保有することを好むようになります。将来、Paxos Standardは、デジタル通貨だけでなく、商品、有価証券、不動産、美術品やグッズなどの迅速な決済を支援することができます。

エコシステムの発展
デジタル資産取引所が、PAXの大規模なOTCトレーダーをリストして、現金出金オプションとしてPAXを提供することを期待しています。どちらのカテゴリも、顧客からの需要に瞬時に対応してPAXを提供します。

次に、取引量の多い企業からの手数料が得られる可能性があります。

経済的含意

Paxos Standardのコンセプトは、いつでも、どこでも、信頼できる方法で、PAXの価値を普遍的に理解して、容易に移動できる流動的なデジタル通貨です。このベースラインを前提にすると、この新しいデジタル通貨は貿易と商取引にグローバルに影響を与えることができます。

一般的なブロックチェーンベースの支払いシステム
Paxos Standardは、共通のブロックチェーンベースの支払いとして世界中で利用できます。 ERC-20トークンとしてEthereumブロックチェーンに基づいて構築されたPaxos Standardは、幅広いアプリケーションにわたり実用性があり、世界中ですぐに使用できるます。Paxos Standardは、過去のデジタル通貨が試行したように、新しいお金を発行するのではなく、受け入れられた信頼できる価値を持つ既存のマネーのより安定したデジタル通貨を提供します。Paxos Standardは、すべての資産をフラットまたはデジタル、より代替可能かつ流動性の高いものにすることを目指し、資産クラス内および資産クラス間の取引に対しての決済を提供します。 Paxos Standardは、グローバルな取引所に上場することができ、その柔​​軟性があり、迅速かつグローバルに設計されており、グローバルなユーティリティによって、本質的に世界共通の通貨になる可能性があります。

国際取引と送金
Paxos Standardは国際的に共通の決済通貨として、現在国境を越えた送金やグローバルな取引に見られる国際決済の摩擦を和らげることができます。 Paxos Standardは本質的に国境を越えた取引手数料を取り除くことができ、商取引をより流動的に行うことができます。

消費者による採用
ある日、大勢の消費者がPaxos Standardを主要通貨として扱うようになるかもしれません。連邦準備制度理事会の「2017年の米国家計の経済的便益に関する報告書」によると、2017年の大人の約5%(1300万人)はunbanked」な方法で貯蓄しています。さらに、米国以外では、予測不能なボラティリティ通貨で価値を保存しています。Paxos Standardは、これらの人口がアクセスできない経済的自由を提供することができます。

テクノロジー

Paxos Standardトークンは、シンプルさを念頭に置いて設計されています。 1ドルと引き換えに、1枚のPAXが発行されます。同様に、償還側では、1枚のPAX1ドルで償還することができます。交換は常に11になります。このシンプルさのために、システム全体を基本的なスマートコントラクトとして書いて、プログラムされた方法でこれらのルールの下で動作するようにすることができます。

Paxos StandardERC-20プロトコルに準拠しています。 Ethereum10万件以上のスマートコントラクトを持ち、最も広く使用されているデジタル通貨プラットフォームです。スマートコントラクトは、データ(例えば、勘定残高の表)とそのデータを処理するためのプログラムされた手順(例えば、勘定間の残高を転送するためのプログラムされた手順)の組み合わせである。データの完全性とプロシージャの実行の忠実性は、基礎となるEthereumブロックチェーンの分散型コンセンサスプロトコルによって保証されます。

ERC-20トークンは、ブロックチェーン上のカスタム「トークン」を表すための標準プロトコルに従ったEthereumスマートコントラクトです。具体的には、基本的なトークン特性(名前、シンボル、小数精度)を宣言し、トークンの総数を追跡し、各Ethereumアドレスのトークンバランスを追跡し、アドレス所有者が残高の一部を他のアドレスに転送できるようにする必要があります。

Paxos Standardは標準のERC-20プロトコルに準拠しているため、ほとんどのEthereumをサポートする取引所とウォレットアプリケーションには、PAXの表示と転送のための組み込みサポートが既に組み込まれています。PAXの最初の発行と償還はPaxosを介して行われますが、他のトランザクションはERC-20仕様書に記載されたスマートな契約に従い、仲介者ではなくネットワークの支配に依存します。

ERC-20規格のコードは技術レビュー(現在はhttps://github.com/paxosglobal/pax-contracts)で利用できるため、誰でもPaxosの説明どおりにコードが動作することを確認できます。 11モデルの単純によって、Paxos Standardはシンプルで読みやすいスマートコントラクトを実現することができます。独立したサードパーティのスマートコントラクトセキュリティ監査は、実装が確実かつ安全であることを保証します。

要約すると、Ethereumに対するERC-20契約の利点は次のとおりです。

  • 最大規模のグローバルブロックチェーンネットワーク(Ethereum)で提供されるセキュリティと可用性
  • 取引所、デジタル通貨機関、機関投資家、ユーザーなど、デジタル通貨の利害関係者による幅広い採用
  • 比較的単純で使い慣れたスマートコントラクトパターン
  • 公開されているトークンの供給、勘定残高、チェーン内手続き

監視

当初から、Paxos Trust Companyは、第三者による強力な監督を常に高く評価しています。この基盤を基に、規制準拠のブロックチェーン関連企業のリーダーとなっています。デジタル通貨を取引する最初の規制された信頼として、Paxosは既存の金融サービスエコシステムの規制当局および他の当事者と密接に協力し続けています。

規制当局の承認
ニューヨーク州金融局はPaxosの信託憲章を認め、ニューヨークの銀行法に基づいて組織された信託として同社を引き続き規制しています。これには、資本準備金の大幅な要求、頻繁な規制の検討、業務手順の監視など、多くの消費者保護を実施することが含まれます。 Paxos StandardトークンはNYDFSによって承認され、引き続き彼らの監督を受けています。

FDIC監督下の銀行の資金
Paxosは、FDIC被保険銀行の分離口座にすべての顧客のドル預金を保有しています。

監査
Paxosは、サードパーティの独立した信頼できる全国トップの公的会計事務所と協力して、Paxos Standardトークンが米国ドルで完全に11で担保されていることを毎月見直し、証明します。

さらに、Paxos Standardスマートコントラクトは、主要なブロックチェーン監査人(Nomic Labs)によって監査され、コードが健全で意図された通りに動作することを保証しています。

トランザクションモニタリングと監視
サードパーティのブロックチェーンインテリジェンス会社Chainalysisは、不正行為の検出と防止のための継続的なトランザクションモニタリングとリスクアセスメントを実施しています。

Paxos StandardEthereumブロックチェーン上に構築されているため、誰でもチェーン上のトランザクションの履歴全体を確認することも可能です。

 

原文

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GUSD(ジェミニドル)- ホワイトペーパー

概要

ジェミニドルは、(i)ニューヨークの信託会社によって発行され、ii)厳密に米ドルに対して11に固定され、iiiERC20標準に従ってイーサリアムネットワーク[1]上に構築されたトークンです。

ジェミニドルは、米ドルの信用力と価格安定性を、暗号化の技術的利点と米国規制当局の監督組み合わせた安定した価値のステーブルコインです。

ERC20準拠のトークンとして、ジェミニドルはイーサリアムネットワーク上で転送することができます。ジェミニドルは、ジェミニプラットフォームからの引き出し時に作成され、ジェミニプラットフォームへの入金時に償却されるか、または「破棄」されます。

 

はじめに

仮想通貨は多くの人気を集めており、投資家の関心が高まっています。

それらはおそらくインターネットそのものと同じくらい深い期待を負っていますが、価格の大幅な変動に悩まされ、為替や勘定の単位(通貨の3つの機能のうちの2つ)としての利用を妨げます。

提案された1つの解決策として、安定した価値のコイン(しばしば「ステーブルコイン」と呼ばれる)を作成することであり、発行者は、トークンを11為替固定レートで米ドルのような指定された通貨と交換することができます。

米ドルは為替の非常に望ましい媒体であり、世界的に認められた会計単位でもあるため、ステーブルコインにとっては望ましい指標です。

フラットペッグ型ステーブルコインはいくつかの実施形態が提案されていますが、それらは全て、規制、透明性、および検査のそれぞれ、または複数が欠落しています[3]

その結果、彼らの財務健全性を取り巻く疑念は、彼らが提起するシステムリスクに関する懸念と同様に持続します[4]

必要なのは、人々が信頼できるステーブルコインです。

この白書では、米国ドルの信用力と価格安定性を、暗号化の技術的利点と米国規制当局の監督組み合わせた安定コモディティであるジェミニドルを提案します。

 

信頼

実行可能なステーブルコインを構築することにおいて、コンピュータサイエンスにおいての場合と同じくらい「信頼」が重要です。

ビットコイン[4]は信頼の代わりに暗号の証明に基づいたシステムを作りましたが、為替にペグされたステーブルコインは、中央集権型発行体に依存しているため、両方を必要とします。

信頼に(少なくとも部分的に)頼っているシステムの望ましい成果には、監視が必要です。

ステーブルコインにおいて、私たちは発行者にライセンスが必要であり、規制監督の対象でなければならないと提案します。

このことから、透明性と検査はシステムの要件となり、その完全性を保証し、市場の信頼を生み出します。我々はジェミニドルの発行者である、ニューヨークの信託会社であるジェミニ・トラスト・カンパニー・エルエルシー(ジェミニ)を提案します。

ジェミニは、ニューヨーク州金融サービス省の監督および規制当局の監督下で業務を行い、ニューヨーク銀行法およびその他の適用される米国の法律および規制の対象となります。

ジェミニは合法的にジェミニドルを発行するために必要なライセンスと、登録を維持しています。

財務の健全性の証拠

ステーブルコインの望ましい結果の1つは、発行されたトークンとその作成のために交換された米ドルとの収束です。

発行され流通しているトークンの量は、ブロックチェーン上で確認することができますが、財務健全性を証明するために基礎となる米ドルの残高を検証することは、信頼できる団体による審査を必要とします。

そのために当社は、ジェミニ取締役会の監査委員会が、米国公認会計士協会によって設立されたアテステーション基準に従って独立して登録された公認会計士に依頼し、定期的に米ドルの残高を確認することを提案します。

 

発行・償却・移転

使いやすさを促進し、採用を促進するためには、作成と償還のためのシンプルでエレガントな仕組みが必要です。これを実現するには、顧客がジェミニプラットフォームでジェミニドルを作成して交換できるようにします。

ジェミニドルは、ジェミニのプラットフォームからの引き出し時に作成されます。

顧客は、ジェミニの口座から彼らが指定した任意のイーサリアムアドレスへジェミニドルの引き出しをすることによって、11の為替レートで米ドルをジェミニドルに交換することができます。

米国ドルのジェミニドルは、引き出し時に顧客のジェミニの口座残高から引き落とされます。ジェミニドルは、ジェミニの口座への入金時に償却されるか、または「破棄」されます。

顧客は、ジェミニドルをジェミニの口座に入金することによって、11の為替レートでジェミニドルを米ドルに交換することができます。米国ドルのジェミニドルは、入金時に顧客の口座残高に加算されます。

ジェミニドルは、イーサリアムネットワーク上で転送することができます。

 

契約仕様

ジェミニドルの仕様には、開発者が設定した特定の条件に従って価値を保管し、移転するために使用される分散型アプリケーション(スマートコントラクトを含む)の開発を可能にするネットワークが必要です。

イーサリアムネットワークはこの基準を満たすトークンの技術標準であり、広く採用されている「ERC20」標準[4]です。

その結果、ERC20に準拠したトークンをサポートし、エンドユーザーにアクセスし、使いやすさを提供するソフトウェアとサービスがすでに多数存在しています(Tetherはもともとビットコインチェーン上のオムニレイヤー上に構築されています[5])。また、ジェミニドルが独自のブロックチェーンのネイティブトークンとして構築されていれば、同様に活気に満ちたサードパーティの開発者やソフトウェアのエコシステムが登場するには時間がかかります。

結果として、我々はイーサリアムネットワーク上にERC20準拠のトークンとしてジェミニドルを構築しました。

その結果、ジェミニドルはイーサリアムネットワーク上で転送され、任意のイーサリアムアドレスに格納することができます。

 

契約の分離

監督下にある発行者として、我々はジェミニドルトークンをアップグレードできる技術的な設計と実装が必要です:

1)脆弱性を解決する。

2)新しい機能でシステムを拡張する。

3)システムを改善し、運用効率を最適化する。

4)セキュリティインシデント(すなわち致命的なイベント)に対応してトークン転送を一時停止、ブロックする。裁判所またはその他の政府機関によって法的に義務付けられているか強制されている場合など

お互いに協力しあうスマートコントラクトシステムを構築することで、アップグレードを可能にします。(以下で詳しくメカニズムを説明。)ジェミニドルのコアコンポーネントシステムは、「プロキシ」、「Impl」、および「ストア」と呼ばれる3つのスマートコントラクトです。

「プロキシ」といわれるスマートコントラクトは、ジェミニドルの公的な顔であるそれは、イーサリアムブロックチェーン上のジェミニドルの永続的なアドレスです。「プロキシ」は今もこれからも、1つのインスタンスしか存在しません。

これは、トークンホルダーがトークンの転送やトークン残高の表示などの操作と対話して実行できるインターフェースを提供します。

しかし「プロキシ」には、ジェミニドルの行動と状態を構成するコードもデータも含まれていません代わりに、「プロキシ」はトークンの転送、発行、およびその他のコア機能を管理するロジックを実行する権利を、「Impl」と呼ばれるスマートコントラクトに委譲します。

次に、「Impl」はジェミニドルの元帳を構成するデータを直接的には管理しません(つまり、トークン所有者の残高へのマッピング)。 代わりに、元帳の所有権を外部の永遠のジェミニドル元帳である「ストア」と呼ばれるスマートコントラクトに委任します。

 

コントラクトの管理

ジェミニドルシステムにおける特定のリスクの高い行動については、オフライン承認メカニズムが必要です。

したがって、私たちはジェミニドルシステムの各スマートスマートコントラクトに、承認のためのカストディアン(*1)を探す必要があります。カストディアンは、別のスマートコントラクトまたはキーセット(オンラインまたはオフライン)であってもよい。

*1 カストディアン:カストディアン(英語 : Custodian)は、投資家に代わって有価証券の管理(カストディ)を行う機関のこと。 特に、国外の有価証券に投資する際、現地で有価証券を管理する金融機関のこと。

カストディアンは別のカストディアンに目を向けるかもしれない。カストディアンは別のカストディアンに見えるかもしれないし、それによってカストディの連鎖、または「カストディアンシップ」が生み出されるかもしれない。

例えば、スマートコントラクトは別のスマートコントラクトを探し、最終的に承認のためにキーセットを探します。スマートコントラクトの親権者がオフラインのキーセットにたどり着くと、そのアクションのオフライン承認メカニズムが作成されます。

例えば、「プロキシ」は、「カストディアン」と呼ばれるスマートコントラクトに目を向けると、最終的にオフラインのキーセットが承認されます。

同様に、「ストア」は 「カストディアン」を探します。最終的にオフラインキーセットが承認されます。

 

コントラクトのアップグレード

ジェミニドルトークンをアップグレードすることは、ジェミニドルシステムのオフライン承認メカニズムを使用する危険性の高いアクションです。

これを行うために、「Impl」の新しいインスタンスにアクティブトークンの実装を委譲し、 「ストア」と「プロキシ」に(カストディアンを介して)指示をして、この新しい「Impl」のインスタンスを単一の信頼できるソースとして扱い、Impl」ジェミニドル元帳への更新を受け入れる準備をします。

上記の図は、前回の「Impl1)」のインスタンスが「Impl2)」の新しいインスタンスに置き換えられた、アップグレード後の世界の状態を反映しています。

「プロキシ」のインスタンスが Impl2)」に委譲されるようになりました。同様に、「ストア」のインスタンスはImpl2)」からの呼び出しのみを受け入れるようになりました。以前の「Impl1)」のインスタンスは残っていますが、システムとのリンクが解除されているため不活性になっています。

まとめると、「プロキシ」と「ストア」の管理は、ジェミニドルシステムのアップグレードを可能にします。

さらに、マネージャー自身もアップグレードすることができます。 たとえば、オフラインキーセットを変更する必要がある場合、ある「カストディアン」に、新しいオフラインキーセットを探す「カストディアン」の新しいインスタンスを探すように「プロキシ」に指示するように、指示できます。

 

トークンの作成

トークンを製造することは危険性の高い行動です。発行され、流通しているジェミニドルの金額は、基礎となる米ドルの残高を超えてはなりません。

オフライン承認メカニズムのセキュリティとオンライン承認メカニズムの柔軟性を提供するソリューションが必要です。私たちは、ジェミニドル・トークンの供給を増加させるスマートコントラクト「Impl」の管理は、オンラインとオフラインの両方の承認メカニズムを必要とするハイブリッドソリューションを提案しています。

この独自のアプローチを実装するために、「プリントリミッター」というスマートコントラクトを Impl」チェーンに挿入します。

Impl」は、オンラインキーの承認を得て、 「プリントリミッター」で指定された金額、または「制限」までのジェミニドルを製造することがあります。この制限は、オフラインのキーセットの承認(またはオンラインキーの承認による減少)によって増加する可能性があります。

このソリューションは、ジェミニドルシステムに、トークン発行に関するセキュリティと柔軟性の望ましいレベルを提供します。

 

コントラクトのセキュリティ

ジェミニドルシステムでは、次のセキュリティ機能が実装されています。

1)オフラインキー:危険度の高いアクションを承認するキーは、ジェミニの独自のコールドストレージシステムにオフラインで保存されます。

2)キー生成:キーは、オンボードハードウェアセキュリティモジュール(HSM)で生成、格納、および管理されます。我々は、FIPS PUB 140-2 Level 3以上のレーティングを達成したHSM(各署名者)のみを使用しています[7]

3)危険度の高いアクションでは、M of N(M = 2)のマルチシグデザインで、少なくとも2人の署名者からの承認(デジタル署名)が必要です。これにより、セキュリティと欠陥許容性の両方が提供されます。

4)時間ロック:承認された後でさえ、高リスクアクションは実行される前に最小限の時間ロックされます。これにより、潜在的なセキュリティインシデントを検出し、事前予防的に対応するための猶予期間が設けられます。

5)失効:保留中のアクションは取り消すことができ、実行前に誤ったアクションや悪意のあるアクションを無効にすることができます。

 

結論

我々は、暗号証明の手法と、規制監督を通じて信頼を確立するステーブルコインのソリューションを提案しました。

我々の技術設計は、イーサリアムネットワーク上に実装されています。アップグレード機能、リスクの高いアクションに対するオフライン承認メカニズム、および望ましいレベルのセキュリティと柔軟性を提供するトークン発行のためのハイブリッドオンラインオフライン承認メカニズムが含まれています。

当社の信託の実施には、認可された金融機関と審査官を結びつけて信頼ネットワークを形成することが含まれます。

これらの実装がジェミニドルを形成します。

これは、集中化され分散されたアプリケーションのための実行可能な媒体と交換単位として機能することができる規制されたステーブルコインです。

 

Reference

[1] V. Buterin et al., “A next-generation smart contract and decentralized application platform,”

https://github.com/ethereum/
wiki/wiki/White-Paper

[2] M. Hochstein, “Tether Confirms Its Relationship With Auditor Has ‘Dissolved’,” In CoinDesk ,

www.coindesk.com/tether-confirms-
relationship-auditor-dissolved/

[3] N. Popper, “Warning signs about another giant bitcoin exchange,” In New York Times ,

https://www.nytimes.com/2017/11/21/
technology/bitcoin-bitfinex-tether.html

[4] S. Nakamoto, “Bitcoin: A peer-to-peer electronic cash system,”

https://bitcoin.org/bitcoin.pdf

[5] Ethereum Wiki, “ERC20 Token Standard,”

https://theethereum.wiki/w/
index.php/ERC20_Token_Standard

[6] Tether. Tether: Fiat currencies on the Bitcoin blockchain.

https://tether.to/wp-content/uploads/
2016/06/TetherWhitePaper.pdf

[7] National Institute for Standards and Technology, “Digital Signature Standard (DSS),” In

Federal Information Processing Standards Publication 186-4 ,

https://csrc.nist.gov/publications/
detail/fips/186/4/final

 

原文

https://gemini.com/wp-content/themes/gemini/assets/img/dollar/gemini-dollar-whitepaper.pdf

 

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USDTのコンセンサスについて

USDT概要

Tether Limited社(以下Tether社とする)は2015年11月に香港と米国にオフィスを構え、2015年2月に米ドルとペッグ(1USDT = 1米ドル)した暗号通貨、いわゆるUSDTというステーブルコインを発行しています。

JL VAN DER VELDE(ジャン・リュードヴァイカス・ヴァン・デァ・ヴェルデ)CEOは暗号通貨のボラティリティからユーザーを保護し、グローバルに、瞬時に、安全に保管、送信、受信できるトークンプラットフォームの構築を目的に掲げています。

しかし、Tether社に対する市場からの不信感は強く、@Bitfinexedがその不信感を強く指摘しています。

事実、同社に対する透明性には疑問が残りつつも、メディアで取り上げられるのは表面的な報道や時次ネタが多く、多くのユーザーは「米ドルに連動した信頼性に欠けたステーブルコイン」という印象が強いのではないでしょうか?

市場で圧倒的な存在感を放つUSDTについてもう少し知見を深めておく必要があると感じたためレポートにまとめることにしました。

USDTの資金の流れを確認
coinlib.io

コンセンサスアルゴリズム

Tether社のUSDTは、Proof of Reserves(PoR)というコンセンサス方式を採用しています。

PoRという仕組みは、Tether社自身が新規のTether(USDT)の発行権限を有しており、ユーザーが指定の口座に法定通貨を預け入れることで同額のUSDTが発行され、逆にUSDTを指定の口座に入金することで法定通貨を引き出すことができ、その際に預けられたUSDTが消失するという仕組みになっています。

以下にそのステップを示します。

ステップ1
Tether社指定の口座にユーザーの法定通貨を預け入れる。

ステップ2
Tether社はユーザーのTetherアカウントを生成し、ユーザーがステップ1で預けいれた法定通貨と同等分のUSDTがアカウントにチャージされます。(10k USD deposited = 10k tetherUSD)

ステップ3
ユーザーは、P2PでUSDTを転送することができ、取引所での交換および保管をすることができます。
(このようにUSDTが循環していきます。)

ステップ4
ユーザーはUSDTを法定通貨に換金するために、アカウントにUSDTを入金します。

ステップ5
Tether社は入金されたUSDTを破棄して、ユーザーの銀行口座に同等分の法定通貨を入金します。

これらのステップはPoRという仕組みの上で発行されるUSDTの獲得手順になるが、大半のユーザーは取引所などの市場で手に入れる方が手間もかからず容易であることから、実際にこの手順を体験することはまずないでしょう。

実際にPoRの仕組みを用いてUSDTの発行をするのは、Tether社自身であり中央集権的なその仕組みと発行プロセスに不信感が募っています。(特に心配されている問題は、発行されているUSDTの枚数と同等の米ドルが本当に存在しているのか?というものです。)

Tether社のウォレット残高とUSDT発行に関する情報はこちらのオムニエクスプローラーからご覧頂けます。(Tether社のアセットIDは#31です。)
omniexplorer

直近で言えば2018年7月21日 3:34:16 AMに100,000,000(1億)万枚のUSDTが発行されており、「Grant Property Tokens」と表示されています。

その少し前が2018年6月25日 10:59:27 PMの250,000,000(2億5千)万枚です。

これはコインテレグラフでも取り上げられていましたね。

市場の不信感とは別に、Tether社はPoRを用いたコンセンサスに不正はないと主張しており、Proof of Solvency(*1)による支払い能力の証明とリアルタイムな透明性(リザーブ)を提供しています。

そのリザーブがこちらになります。

リザーブの確認はこちら
wallet.tether

*1 Proof of Solvency:リアルタイムに資産の証明をすることで、支払い能力があることをユーザーに伝える。普通企業の貸借対照表を見ようと思えば、決算を待たなければいけませんし、上場企業ですら四半期発表を待たないといけないが、Proof of Solvencyは常に企業内(プロジェクト内)の資金状況を開示する。

また、2018年6月頃に米ワシントンに本拠を置くFreeh, Sporkin & Sullivan LLP(FSS)を通じ資金に対する監査を行ったことを報告しましたが、最終的に下記のような発言をしており正式な資金の証明には至りませんでした。

FSSは監査法人ではなく、今回の調査は会計基準のGAAPに沿っていない。銀行口座に関しては、銀行員が相応の権限で情報を開示したという想定に基づいており、これに関して追加の調査を行うことはない。

USDTの疑惑についての記事
btcnews

FSSの監査結果のレポート
tether.to/wp-content

コンセンサスのアプローチ方法によって、トークンはスケーラビリティ、分散性、セキュリティーの優位性に差異があり、これら3つはトレードオフの関係で競合します。

Tether社のUSDTはどのようなコンセンサス設計なのかその説明をしていきたいと思います。

スケーラビリティー

Tether社のUSDTは、ビットコインブロックチェーン上で新しいアセットを作成できるプラットフォームであるOMNI(*2)レイヤー上で発行されるトークンで、すべてのUSDTトランザクションは、ビットコイントランザクションに記録されます。

*2 OMNI:ビットコインのブロックチェーンを利用した、ビットコイン2.0と呼ばれるビットコイン上に構築された、デジタル通貨とプラットフォームであり最も古い歴史を持つ。

当然ビットコイントランザクションに取引を記録している為、ブロック生成期間は10分でブロックサイズも1MBになります。

しかし、あくまで記録・資金管理のためだけにビットコインブロックチェーンを使用しており、トークンのアセット管理は100%中央集権的な仕組みで動いています。

Tether Critical Announcement
tether-critical-announcement

ユーザーがUSDTを使用するにあたって、ブロックサイズや送金時間による制限を受けることなく使用することができます。
むしろ中央集権的なトークンにおいて、ブロックサイズや送金時間による制限があっては本末転倒と言えます。

分散性

Tether社のUSDTは、同社がトークンを中央集権的に管理しており、その価値もTether社が保管している米ドルに依存しており、度々話題になっているUSDTの枚数と担保している米ドルが連動していないことが万一発覚した場合には、USDTの価値は当然下がることになり、トークン設計の観点から成り立たなくなります。

また、Tether社はホワイトペーパーにて下記のようなカウンターパーティーリスクを述べています。

  • We could go bankrupt
    私たちは破産する可能性がある。
  • Our bank could go insolvent
    私たちの銀行は破産する可能性があります。
  • Our bank could freeze or confiscate the funds
    私たちの銀行は資金を凍結または没収する可能性がある。
  • We could abscond with the reserve funds
    私たちは準備金を持ち出す可能性があります。

さらに、下記の記事ではUSDTトークンの集中化に関しても言及しています。

記事が少し前のものになるので現状とは異なりますが、上位0.2%がトークンの合計供給量の90%以上を所有していることを示唆しています。

In Tether’s case, the top 200 addresses out of Tether’s nearly 100K active addresses hold over 2B USDT. Yes, the top 0.2% owns over 90% of the token’s total supply. This is more than double BTC’s wealth concentration.  引用:https://hackernoon.com

法定通貨を担保に発行しているステーブルコインという性質上、ボラティリティーの激しい仮想通貨市場でトークン価格を維持するために分散性を犠牲にしてスケーラビリティーを取っていることになります。

セキュリティー

Tether社のUSDTは、同社が管理しているウォレットに存在しており、ビットコインのブロックチェーン上で管理しているのは残高のみです。

つまり、ブロックチェーンによるセキュリティー維持はなく、同社のセキュリティーシステムに依存して外部からの攻撃に対処しています。

2017年11月19日には、外部からの攻撃によってUSDを管理しているウォレットから不正に3000万ドルが送金されました。

それに対して同社はUSDTのハードフォークでハッキングを無効化する処置を取ることを発表しました。
ハッキングされたUSDTのブロックチェーンをハードフォークして、その盗まれたUSDTのチェーンをほぼ無価値にするという対応です。(このハッキングに対する具体的な情報は開示されていません。)

USDTというトークンは、ステーブルコインとして価格を米ドルに連動させることに注力して、ユーザービリティーの向上のため、分散性を犠牲にしていることが分かりました。

また、セキュリティーに関しても優位性があるわけではないが、中央管理者の立場を活かして補っているという見方ができます。

Reference

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GEMINIのCEOが発行するステーブルコイン「GUSD」

ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)は、Gemini Trust Company LLCとPaxos Trust Company LLCの2社に対して、米ドルと連動したステーブルコインの発行に認可を出しました。

米ドルに連動したステーブルコインGUSD

キャメロン・ウィンクルボスCEOは、GEMINI設立の目的について以下のように語っている。

build a bridge to the future of money
私たちの使命は簡単でした。未来へのお金の橋渡しをする

その最初のステップとして、ビットコイン・イーサリアムおよびZcashのような仮想通貨を安全に購入・販売・保管することができたが、法定通貨と仮想通貨のシステムの違いはますます明らかになりました。
次のステップとして、仮想通貨に対して法定通貨と同様の価値をを与えることとのことです。
しかし今、仮想通貨市場には分散的な形で動く規制された米ドル連動通貨は存在していません。

GeminiによるStablecoinは以下に従い発行されます。

  • ニューヨークの信託会社によって発行されていること。
  • 厳密に1USD:1GUSDとする。(*1)
  • イーサリアムネットワーク上で発行され、ERC20に準拠する。

*1 GUSD:GEMINIによって発行される米ドルに連動したステーブルコインの名称

 

GUSDに関する詳細

あなたのGEMINIアカウント内の米ドルをGUSDに変換して、イーサリアムウォレットに保管することができます。
また、GEMINIアカウントにGUSDを入金することで自動的に米ドルに変換することもできます。

発行・販売されているGUSDに対応する米ドルは、米国の銀行に保有されて連邦預金保険公社(FDIC)(*2)の「パススルー預金保険」に加入することができます。
さらに、米国ドル預金残高は、1:1ペッグを検証するために、独立した登録公認会計士によって毎月検査されます。
GUSD交換時に使用されるスマートコントラクトは、独立したセキュリティ会社によって正式に監査されます。

*2 FDIC:1933年のグラス=スティーガル法に基づき設立された、アメリカ合衆国政府の公社。世界恐慌で大量の銀行が破綻したことを受けて、預金の保護政策を迫られた連邦議会が、当時マサチューセッツ州で運用されていた預金保険基金を参考に創設

キャメロン・ウィンクルボスCEOは最後にこのように述べています。

GUSDを市場に投入することで伝統的な銀行システムと急速に成長する新しい仮想通貨経済との架け橋を提供できることに興奮しています。また、GUSDを使用して今後もお金の未来を築き世界的な金融システムを変革するという私たちの使命を果たし続けます。

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ウィンクルボス兄弟、世界で初の米ドルに連動した価格安定通貨を発行

NYDFSに認可を受けた米ドルに連動したステーブルコイン

ニューヨーク金融サービス局(NYDFS)は、Gemini Trust Company LLCとPaxos Trust Company LLC(*1)の2社に対して、米ドルと連動したステーブルコインの発行に認可を出しました。
各信託会社がリスクに対処し、マネーロンダリング防止、不正防止、消費者保護に関する強固な基準と規制を適用していくとことをNYDFSは伝えています。

*1Paxos Trust Company LLC:ブロックチェーンを基盤とした決済を簡素化した商品を提供している。独自トークンは”PAX”で1ドルと紐づけている。

Gemini Trust CompanyのCEOタイラー・ウィンクルボスは、「今日まで、ブロックチェーンには米ドルの信頼できる規制がありませんでした。米ドルの信用力と価格安定性をブロックチェーン技術と組み合わせたステーブルコインとして、市場に持ち込むことに興奮しています。」と伝えています。

また、Paxos Trust CompanyのCEOチャールズ氏は、「これは非常にエキサイティングであり、NYDFSと監督に感謝します。当社では、安定性、迅速性、償還可能性、監査性、そして最も重要なこととして、承認され、規制されているトークンを提供することにより、真に摩擦のない世界経済を実現したいと考えています。これは信頼できるデジタル資産です」と伝えています。

 

守るべきNYDFSの規制について

  • 許可されたステーブルコインが、モニタリングと記録管理を確実に実行し米ドルで完全に交換可能であることを証明する。
  • 発行されるステーブルコインがマネーロンダリングまたはテロ資金調達に関連して使用されないように、効果的なリスクベースのコントロールと適切なBSA / AMLおよび外国資産管理局(OFAC)(*2)による監視をする。

*2 OFAC:外交政策・安全保障上の目的から、米国が指定した国・地域や特定の個人・団体などについて、取引禁止や資産凍結などの措置を講じて

  • NYDFSに要求される、不法行為、市場操作、またはその他の同様の違法行為への潜在的または実際の不正使用の防止および対応に効果的なリスクベースのコントロールを実装する。
  • NYDFSの取引監視およびサイバーセキュリティの規制に準拠する。
  • GeminiおよびPaxosのそれぞれのウェブサイト上の目立つ場所にNYDFSが要求する方法で利用規約を掲載するとともに、消費者に対して以下の3点を警告する。
    1.ステーブルコインが違法行為に使用されている場合、そのコインを没収することがあります。
    2.法的命令やその他の法的手続きが必要な場合には、法定執行機関により拘束する可能性があります。
    3.法廷執行機関による没収または押収を受けたステーブルコインを交換する際には、制限を受ける可能性があり、永久に凍結され適切な状況下で破棄されます。
  • 消費者保護のための方針と手順を維持し、迅速に顧客の問題を解決する。

以上の規制に遵守できない場合は、NYDFSによってステーブルコインの認可は取り消しとなります。

 

市場に対する影響

ステーブルコインといえば、テザー社による米ドルに連動した「USDT」が有名です。
しかし、ご存知の通り透明性に欠けており市場で不安視する声も多くありました。

その中で、NYDFSの認可を受けたステーブルコインの発行は、市場に大きな安心感を与えることに疑いの余地はありません。当局は、仮想通貨市場の健全な取り締まりを目指しておりBitLicense(*3)の発行からも、同市場に対してポジティブな姿勢が一貫して伺えます。

*3 BitLicense:アメリカ合衆国のニューヨーク州で2014年7月に発表され2015年8月に施行されたビットコインやその他の仮想通貨事業に関する法律

また安心感のあるしステーブルコインは、大手企業の仮想通貨市場への参加を促し、決済市場への大きな変化を与えることでしょう。

 

 

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知っておくべき4つのステーブルコイン

ステーブルコインとは、仮想通貨を米ドルや金のような安定した別の資産にペッグする方法です。
仮想通貨は非常にボラティリティー (*1) が高いことで知られています。
ステーブルコインは、仮想通貨のボラティリティーというリスクを抑えて取引する方法を提供します。

*1 ボラティリティー:一般的に価格変動の度合いを示す言葉で、「ボラティリティーが大きい」という場合は、その商品の価格変動が大きいことを意味し、「ボラティリティーが小さい」という場合は、その商品の価格変動が小さいことを意味する。

 

 

▼テザー (USDT)


現在で最もよく知られているステーブルコインは、テザー (USDT) です。
USDTは米ドルに固定されており、多くの取引所で取引可能担っています。
USDTは、Tether社が管理する銀行にUSDTの発行枚数分の米ドルを同枚数保持することで米ドルとのペグを証明しています。

しかし、Tether社の保管している米ドルがUSDTと同枚数分存在することが証明されておらず大きな論争を巻き起こしています。
これを証明するために用意された監査法人「Friedman LLP」は、監査が終わる前にTether社との関係が打ち切りになり、未だその証明が済んでいません。
この問題は市場に大きな影響をもたらしています。

 

▼TrueUSD (TUSD)


Tether社と同様に米ドルにペグしているステーブルコインになります。
TUSDはERC20トークンとして実装されています。
Tether社のUSDTとの主な違いは、透明性です。
定期的な監査を行うためにペグされた米ドルは、エスクロー口座 (*2) と呼ばれる口座にUSDがあることです。

*2 エスクロー口座:売り手と買い手の間に第三者である金融機関を介して、条件付で譲渡金額を決済する仕組みのこと。

TrueUSDチームは資金にアクセスすることはできず、第三者の信託会社によって管理しています。
また、今後のロードマップとして「金 (ゴールド) 」、「円」、「ユーロ」などの他の金額の通貨および資産にペグされたトークンを構築する予定です。

 

▼Havven (HAV)


Tether (USDT) やTrueUSD (TUSD) とは対照的に、HAVのアイデアは完全に分散された通貨であり、米ドルなどの通貨にペグされていないということです。
Havvenネットワークは、2つのトークンで構成されます。

1.HAVトークンは、ネットワークからの手数料によって生成されます。

2. HAVトークンの担保によって価格の安定性が裏付けられます。
参加者は、Nomins (ノーミン)と呼ばれる通貨を発行するために、HAVトークンをスマートコントラクトにロックする必要があります。
Nominsからの取引手数料は、報酬としてHAVトークン保有者に渡ります。

法定通貨に結びついいていないステーブルコインは、未だ実証されていない概念であり初の事例となります。
成功すれば、HAVトークンは、ブロックチェーン上の分散トークンを完全に安定に保つための解決策を見いだすでしょう。

 

▼MakerDAO (DAI)


DAIは米ドルに固定されています。
Daiを作成して取得するには、ETH (WETH) をMakerシステムにロックする必要があります。
安定性は、システムを使用するための手数料およびインセンティブを変更する動的および自律的金利によって得られます。

このシステムでは、CDP (担保付債務ポジション) というスマートコントラクトが使用されています。
ユーザーがCDPを作成すると、システムはDAIを発行してユーザーに渡ります。
その後ユーザーは、ETH (WETH) を取り戻すためにはDAIの返済が必要になります。
CDPに保管したETH (WETH) の価値が維持率を超えて低下した場合、ETH (WETH) は市場で売却されます。

 

 

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テザー社のUSDTよりも優秀な「TUSD」

話題のステーブルコイン


ステーブルコインと聞くとTether Limited (1) が発行しているTether (USDT)を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ステーブルコインとは、1コイン=1USDのように価格が固定されているもののことを指します。

1 Tether Limited社:Tether Limited社は元々はスタートアップの一つでしたが、香港を拠点にドル建の取引量で世界最大の取引所”Bitfinex”の親会社”iFinex”に買収されたため現在はBitfinexと運営が同じとなっている。USDTは米ドルに裏打ちされたトークンであり、現在はユーロに裏打ちされた”EURT”というトークンも発行している。

その他でも注目を集めているもので、MakerDAOプラットフォーム  (2) によって発行されるDAITrusttoken社から発行されているTrueusd (TUSD)と呼ばれるステーブルコインが発行されています。
また、最近では米国取引所のPoloniexを買収したCircle社はUSDCと呼ばれるステーブルコインの発表をしたことで話題になりました。

2 MakerDAOMakerDAODAO(分散型自立組織)を目指しているプラットフォームで、DAIの発行システムはこのMakerDAOによってコントロールされている。

今回は以外と知られていないTrueusd (TUSD)についてご紹介をしたいと思います。

 

▼TUSDとは…


TUSDもまた、1TUSD=1USDに価格を固定することを念頭に置いています。
そこで、今回はTrueusdTUSD)Tether(USDT)の比較や違いなどを整理したいと思います。

このようなステーブルコインは運営元へのトラスト、つまり信用が不可欠です。

TUSDを発行しているTrusttoken社は、現実の通貨や資産をトークン化するためのプラットフォームを開発しており、法的に強制され、監査され、担保された方法で実際の資産をブロックチェーンに証券化しているとのことです。

そのプラットフォームの最初の製品がTUSDとなります。

また、既存の通貨はもちろん、書籍や音楽などの特許に関連するものまで、トークンとしてサポートしており、その製品の所有権や特許と関連づけていくとのことです。
そのような所有権や特許と関連させるトークンの開発をしている企業はすでにあり、大きな問題の1つとして流動性の低さがありました。
しかし、TUSDのように法定通貨と11で固定されたトークンを基盤にすることで、今後大きな流動性確保も大きな障壁にならないのではないでしょうか。

 

▼TUSDUSDTの違い


さて、肝心なTetherショック (3) を招いた、USDTとの1番の違いはなんなのでしょうか。USD11で固定されたトークンという点では相違はありません。
大きく違う点が「透明性」です。

3 Tetherショック:米ドルに裏打ちされたトークンであるはずのUSDTの根拠に疑問を持ち、米国商品先物取引委員会(CFTC)Tether Limited社に対して、召喚状を送りつけたことで市場の不信感が高まり、仮想通貨市場に暴落が起きた。

Tether社は、投資家から預かった資金を自社で保管し、それと11になるようにUSDTを投資家に発行します。
預かった米ドルとUSDT11であることを証明するために、Tether社は毎日米ドルの預かり金を公表することで、市場へ安心感をあたえています。
しかし、管理体制が中央集権的であるTether社を100%信用できるのかというと、そうではなく、どうしても透明性にかける部分が出てきます。
事実、この透明性を巡り様々な問題が発生しましたが、ここでは割愛致します。

一方でTUSDは、ライセンスを得た信託会社や銀行が、投資家からの資金をエスクロー口座 (4) にて100%管理します。
その資金に対して、同社はアクセスしないとのことです。

4 エスクロー口座:第三者である金融機関に、証書 (停止条件付捺印証書) の交付とともにエスクロー勘定を開設し、買い手はその勘定に譲渡代金を入金して保管しておき、売り手との間に設けた条件が満たされたときに、その勘定から譲渡対価が売り手に支払われる方式。

また、TUSDから米ドルへの変換はスマートコントラクト(契約の自動化)を使用することで、確実に米ドルとの11を実現しています。
以上のように、TUSDTrusttoken社の人間が一切資金に触れることなく、Stablecoinとしてのエコシステムを構築しようとしています。

この透明性という部分をいかに市場に浸透させていくかが、ステーブルコイン各種の重要な論点となっています。

 

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