仮想通貨に関する基礎分析からマニアックな分析まで一覧表示で確認することができる「Messari」。実際にダッシュボードの使い方とマニアックなカテゴリーを簡単に説明しています。こちらをご覧いただくことで、Messariの用途を明確にすることができます。
MESSARIの用途を明確にする
Messariとは
Cryptoeconomyの情報に透明性をもたらし、多くの人が富を築くためのツールを提供することをミッションとして活動しています。
- Messari:メサーリと読むそうです。
- 設立:2018年
- 本部:New York, East Coast, Northeastern US
SimilarWeb調べによると、毎月約256,116人のトラフィックがあるようです。
CEOはこの方でTwitterで見たことあるという方も多いのではないでしょうか。
それもそのはずRyan Selkis氏は、Digital Currency GroupとCoinDeskの創設チームの一人であり、ConsenSysにも属していたという実績を持ちます。
さて実際にMessariのメディア内を見にいってきます。
Messariでは何を知ることができるのか?
まずはホーム画面から入ってみます。

ホーム画面では市場の状況を簡単に掴めるように、左カラムにはビットコインチャートから各種トークン価格や独自のカテゴリーが表示されており、右カラムには各種仮想通貨ニュースのキュレーションがされています。重要なマーケット情報の収集はここで完結できるようなイメージです。
次はダッシュボードに入ります。

インパクトがありますね。
しかし、このようなUIはごちゃごちゃしていて何から見たらいいのか分からないという方は一定数いるのではないでしょうか?
トークン価格や時価総額といった基本的な情報であれば、Messariでなくても見ることができます。せっかくMessariにアクセスしたのであれば、ここならではの情報をインプットして今後の仮想通貨投資や分析に役立てたいものです。
ダッシュボードは3カラム構成になっており、一番右カラムを見ると様々なデータカテゴリが一覧表示されています。

興味のあるチェックボックスにチェックを入れることで、ダッシュボードにデータが表示される仕組みです。
このデータカテゴリーの中でも面白いと思ったものを下記に列挙していきます。
■name(名前)
面白いことにこのチェックを外してしまうと、どのデータがどのトークンのものなのか不明なので、nameには必ずチェックを入れてください。このnameはデフォルトで表示されていていいと思うのですが…

■Fully Diluted (Y2050) Marketcap(2050年の時価総額)
2050年になったときの各種トークンの時価総額を表示します。
計算方法は(2050年になった時の総発行枚数×現在の単価)に基づいて算出されているのであくまで参考程度のデータです。
■Age(ローンチ年数)
トークンが市場にローンチされてから何年たったのかを確認することができます。
■Current Inflation(インフレ率)
各種トークンのインフレ率を表示します。
■% down from ATH(過去最高値からの下落率)
これをみるとBreakout (BRK)というトークンが最高値からの下落率が100%になっています。
■% Up Since Low(過去最低値からの上昇率)
これをみるとPrimecoin (XPM)というトークンが最低値から上昇率が852%になっています。
■マイニング関係のデータ
各種トークンのマイニングアルゴリズムからハッシュレートの確認、そしてチェーンへの攻撃コストまで表示することができます。なんと便利なんでしょうか。
■Github関係のデータ
各種トークンのWatchersやコミット数まで確認することができます。一覧で比較ができるので見ているだけで非常に面白いです。0x(ZRX)とTron(TRX)のコミット数には驚きました。
■ROIの一覧表示
ROIを様々な時間軸で表示することができます。
■Vladimir Club Cost Price if BTC-Normalized
最後のチェックボックスにマニアックなデータがありました。
かなりマニアックです。
詳細はRyu氏のこちらの記事をご覧下さい。
説明のために内容を引用させていただきます。
2012年8月に誕生したこの富裕層向けクラブ、最大供給量の1%の1%(つまり0.01%)を保有している人だけが入会できました。
Vladimir Clubに入るために必要なコストを表示することができます。
まとめ
Messariを使用することでどのような情報を得ることができるのか、ご理解いただけましたでしょうか?
仮想通貨界隈が情報の流れがはやく、情報を追い切るのは不可能ですが、透明性が高いメディアで効率良くデータを収集することは非常に重要です。似たような分析サイトは数多くあり、ブックマークで開かれずに眠ったままになっているものが大半ではないでしょうか?
今回この記事で分析できる情報と用途を明確にしたことで、最後までご覧いただいたユーザー様にとって、Messariを使用するシチュエーションをイメージができたのではないでしょうか?
あとは実際に使用してみて便利さをご堪能ください。
https://messari.io/
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- 流通設計について
- CBDCについて
- 各インフルエンサーによる特化した情報
- Q&A項目の共有
- 基礎学習
- 掲示板
https://lounge.dmm.com/detail/761/
などなど…
今後も学習項目は増えていきます。