CoinPicksサロンでも力を入れて動向を追っている、ベネズエラの石油に裏付けされた通貨「ペトロ」に関する最新情報が発表されていました。
2018年2月に政府によって発行されたペトロは、ロシアによって国際取引の手段として検討されています。
ベネズエラの首都、カラカスで行われているベネズエラの政府間会合では、軍事分野における二国間協力、ベネズエラにおける鉄道プロジェクト、食糧生産など、いくつかの問題について議論が行われています。
ベネズエラ外務省の関係者によると、ベネズエラのボリビア政府は、会話に議題の中に「ペトロ」が追加されたとのことです。
この会合は、ロシアのエネルギー会社Rosneft (*1) とPDVSA (*2) の「非公開企業情報」に関する提携の強化を目的にしているとのことです。
ベネズエラはこの会合を両国間の戦略的提携と貿易関係によってペトロを強化する機会とみなしています。
*1 Rosneft:ロスネフチは、ロシア最大の国営石油会社です。
ソビエト連邦時代のソ連石油工業省を母体に設立されました。*2 PDVSA:ベネズエラの国営石油会社。
ベネズエラ政府の100%出資会社であるため、日本ではベネズエラ国営石油公社、またはベネズエラ石油公団とも表記されています。
タイム・マガジン紙によると、ベネズエラのペトロが、ロシアの役人、銀行家、ビジネスマンなどが発行の監督を行ったという証拠があるらしく、米国の経済制裁 (*3) を回避する実験をしているとのことです。
*3 経済制裁:国際法に違反した国などに対し、経済的手段によって制裁を加えること。輸出入の制限または禁止、経済関係条約(通商条約など)の停止、対象国の在外資産の凍結、航空機や船舶の乗り入れ制限または禁止などの外交手段が講じられます。
ベネズエラでは、国家通貨としてペトロが流通しているにもかかわらず、依然としてビットコインの人気は高く、国民と政府の思惑の差を感じることができます。
つい先日、香港に本社を置く仮想通貨取引所Bitfinexは、ペトロの取り扱いをしないことを発表しました。
これに関してもオンラインサロンで詳細を書きたいと思います。
さらに、ベネズエラは「金」や「その他の貴金属」を基にした別の仮想通貨の発行を開始する準備を進めています。
その他の貴金属を使用した通貨に関しては、前回のオンラインサロンにて「ダイヤモンド」と予想をしました。
公式発表が楽しみですね。
今週もペトロに関する最新ニュースに対して、独自の偏見や考えをオンラインサロンのレポートにまとめて配信したいと思います。
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