ブロックチェーンのレイヤー構造について知ることで理解を深める

ブロックチェーンのレイヤー構造について知ることで理解を深める
ブロックチェーン市場の各種レイヤーは、ネットワーク領域、ブロックチェーン領域、拡張領域、アプリケーション領域、サービス領域の5つに分類することができます。本日は各種階層について説明していきたいと思います。


仮想通貨・ブロックチェーン市場の情報は複雑で整理が難しくなかなか理解が深まらないというのが現状です。その話がどのレイヤー(階層)の話なのか知ることは内容の理解を深めると共に、本質を知るための方法と言えます。この記事では、ブロックチェーンにおける各レイヤー構造について説明したいと思います。

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ネットワーク領域

Layer0

ブロックチェーン内で生成されているブロックやノード間同士の通信を行うためのプロトコルです。

ブロックチェーン領域の一番の基礎と言えます。よく聞くERC20などは、Ethereumの規格の上で発行されたトークンであれば、どのウォレットにも送金可能でした。その規格を決めるのがこのレイヤーになります。当然ここが決まっていなければ、トークンを発行する以前に通信も送金もできずそもそも成り立ちません。

ブロックチェーン領域

Layer1.0

PoWやPoSといったコンセンサスアルゴリズムによるブロック作成・検証を規定するプロトコルです。

この領域では上記説明の通り、プロジェクトのコンセンサスアルゴリズム(合意の方法)を規定します。PoWはスケーラビリティーを犠牲にすることで、分散性とセキュリティーを高めており、PoSでは分散性を犠牲にすることでスケーラビリティーを高めていたりと、最終的なプロダクトに大きな影響を与えるとともに大きな議論を呼ぶフェーズとなります。

Layer1.5

ブロックチェーン上に様々な機能を拡張していく仮想マシンです。この領域では、生成されるブロック内にどのような情報を入れていくのかを規定します。BitcoinのSegwitに関する議論は、この領域で行われていました。

拡張領域

Layer2.0

ブロックチェーン上の通信規模を拡張し処理能力を拡大します。そしておまちかね、現在のBitcoinはこの領域に大きな盛り上がりをみせています。

Bitcoinの処理能力を向上させるためにライトニングネットワークやサイドチェーンなどの議論がされる領域になります。ちなみにEthereumは、Casper FFGについてLayer1.5とLayer2.0の間で議論が活発化しています。

Layer2.5

仮想マシンとしてのブロックチェーンを、OSレベルで稼働させるために機能を拡張します。

この領域に関しては少し説明が難しく、ブロックチェーンとオラクル(データベース)を紐付けたり、データの保存方法を考えたりとよりユーザー視点での開発に近づいていきます。

アプリケーション領域

Layer3.0

仮想マシン上でアプリケーションが動くようにするために、各アプリケーションで参照できる情報をインデックスしたり、各サービスをシームレスに利用できるようにします。

この領域では、アプリケーションが実際に稼働するためのデータ間の共有が規定されます。DEXやDApps(分散型アプリケーション)を想定していただけるとわかりやすいかもしれません。

サービス領域

Layer4.0

通常のサービスとしてユーザーに提供されるアプリケーションです。この領域がプロダクトの完成と言えるでしょう。現状ここまで開発が進んでいるプロダクトは少なく、キラーアプリの誕生にはあと数年かかるのではないかと考えています。

 

 

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