LEOとBNBの比較
仮想通貨取引所Bitfinexの親会社iFinexが発行しているLEOについて、Binanceの取引所トークンであるBNBと比較をすると、LEOがBNBニインスピレーションを受けていることがわかります。
UNUS SED LEO(LEO)は、物議を醸している仮想通貨取引所Bitfinexの親会社iFinexが発行しているトークンです。プライベートセールは5月に$1Billion(約1100億円)分のトークンが販売されました。
この記事では、LEOのバリュー・プロポジション、burnメカニズム、そして主要な取引所トークンであるBNBと比較します。
この記事はTHE BLOCKから送られてきたPDFを元に日本語訳しております。
Binance Coin 対 UNUS SED LEO
通常、取引所トークンは、所有者とユーザーに次のメリットを提供することで価値を得ています。
- 手数料の割引
- 製品・サービスへのアクセス
- burnメカニズムを通じた発行体のキャッシュフローに対する準請求権
LEOは取引所トークンのパイオニアであるBNBからインスピレーションを得ていることは明らかです。
Binanceの取引手数料をBNBで支払う際の割引は、BNBが発行されてから5年目まで毎年調整され、最終的に割引は完全に削除されます。現在、Binanceのユーザーは25%の手数料割引を受けることができます。もし予定通りにBNBの割引率が調整されるのであれば、次は7月20日頃になります。それに比べて、LEOはユーザーに対して永久に割引を提供します。LEOユーザーはいつでもiFinex製品の割引を受けることができます。
BNBユーザーは、BNBを唯一の基本通貨とするBinance DEXにアクセスすることができます。さらに、Binance Launchpadの再構築に伴い、BNBの保有者はBinance LaunchpadでローンチされたLEOにアクセスするための抽選にも参加することができます。
これとは対照的に、LEO保有者はトークンが発行されて間もない為、LEOの製品やサービスを利用することはできません。しかし、Bitfinexのホワイトペーパーによると、LEO保有者は「将来のプロジェクト、製品、サービスから利益を得ることが期待される。」と記載があります。
バーン(Burn)メカニズム
Binanceは、BNBの供給量のうち四半期毎の利益の20%に相当する部分を、供給量の半分である1億BNBまでburnすることを公表しています。
Binanceは、自身が保有しているBNBをburnする方式を採用しており、これは株式の買い戻しと同様の利益を教授するとは言えません。そこで、iFinexはLEOを市場から直接買い戻す計画を明らかにしました。
同社は、前月の連結売上の27%の市場価値でLEOトークンを購入します。興味深いことに、iFinexのホワイトペーパーには、Binanceが同社のプラットフォーム上で手数料を徴収してBNBをburnするのと同様に、「手数料を支払うために使用されるLEOトークンは、この買い戻しを満たすためにも使用され得る。」とも書かれているので、iFinexが製品やサービスの手数料を徴収してLEOをどれだけ集めるかによって、iFinexは必ずしも市場から直接LEOを購入する必要はないかもしれません。
iFinexは毎月の利益を使用してトークンをburnさせることに加えて、Crypto CapitalやBitfinexのハッキングから回収できる資金を使用してトークンをburnさせる意向を表明しています。
iFinexは、Crypto Capitalから回収された純資金の少なくとも95%、およびBitfinexハックから回収された純資金の少なくとも80%に相当するLEOを買い戻すということです。
続く
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