仮想通貨に関する普通のニュースに飽きた方のためのレポートです。筆者や著名な人物の間で話題になっている記事にコメントを付け足した、他ではなかなか見ることのできない内容に独自の私見と考察をたっぷりくわえてレポートにまとめています。
コスモスエコシステムを利用するプロジェクト一覧
cosmosのエコシステムを活用する予定のプロジェクトがローンチ前だというのに、80を超えています。
コスモスエコシステムを利用するプロジェクトの中にはATOMホルダーへ独自通貨をエアドロップするというプロジェクトも存在しており、ATOMホルダーは多くの恩恵を受けることが考えられます。
例えば、cosmos hubと繋がる予定をしている中国のIRISは、ATOM保有者に発行トークンの5%を割り当てるとのことです。
TiproidButton
Chromeの拡張機能として登場しました。機能を追加するとPCからTwitterを開いた場合のみツイートの右下にTiproidのトレードマークが表示されます(その隣の雷マークはTippinです)。
これをクリックするとMONAまたは、BTCのマイクロペイメントがTwitter上で可能となります。小さな価値のやりとりがTwitter上で完結してしまいます。
残高の確認などのコマンドリストはこちらから確認することができます。
https://tiproid.komikikaku.com
「ビットコインのバブルを馬鹿にするのは愚か」慶大・坂井教授が語る“暗号通貨と国家”
非常にいい記事だったので紹介します。
- ビットコインは、逆のゲーム理論と言える「メカニズムデザイン+暗号」によって制度化されており、そこに人間が介入することで全体として社会が形成されています。ナカモトサトシは電子空間に社会を作ったというこのフレーズが痺れますね。
- パブリックチェーンの良さとは何か?今一度、この業界に関わる方全てが再考する必要があるのではないかと思います。
- ビットコインというブランドと価値についてですが、確かにブランドは馬鹿に出来ません。思想の違いで多くのハードフォークや類似通貨が出てきましたが、未だにビットコインの価値がそれらを下回ったことはありません。なぜなら今日まで蓄積されたブランドと価値(開発者、コミュニティ、議論)があるからだと理解できます。
お金のシェアリングエコノミー
既存の直接金融と間接金融の分布図にMaker,Compound,DharmaなどのDiFiを当てはめ、お金のシェアリングエコノミーと題している面白い記事です。DiFiは既存の金融機関が行っていた契約履行をスマートコントラクトに置き換えることで、トラストレスのシェアリングエコノミーを形成している。
現状のDiFiをカテゴライズするとこのようになる。
- *DEX* (分散型取引所)
- *Real World Assets* (現物資産のトークン化)
- *Prediction Markets* (予測市場)
- *STO* (セキュリティートークン)
- *Stablecoins* (ステーブルコイン)
- *Derivatives* (デリバティブ)
- *Loans* (ローン)
- *Baskets* (バスケット)
- *Insuarance* (保険)
- *Credit Scoring* (信用スコアリング)
直接金融:必要な資金を社債・株式・公債を発行して市場から直接発行する方法
間接金融:必要な資金を銀行などから調達する方法。
市場型間接金融:直接金融と間接金融のミックス。
Compound:金利はアルゴリズムによって決まる。
Dharma:金利は市場が決定する。取引額による金利差が小さいので大きな額を扱う機関投資家がターゲット。