仮想通貨に関する普通のニュースに飽きた方のためのレポートです。筆者や著名な人物の間で話題になっている記事にコメントを付け足した、他ではなかなか見ることのできない内容に独自の私見と考察をたっぷりくわえてレポートにまとめています。
WBTCについて
WBTCはMARCHANT(ユーザー)とCUSTODIAN(委託先)とコントラクトによって発行されています。
WBTCはビットコインをオンチェーン上で担保することで、イーサリアムチェーン上で擬似的なビットコインを発行するというものです。しかし、その逆はできずあくまで一方通行であることは覚えておきましょう。
WBTCがイーサリアムチェーン上で発行されるということは、ビットコインの流動性とボラティリティの低さを再現できることを意味します。イーサリアムチェーン上でローンチされている様々なアプリケーションと連携する際に大きな力を発揮するでしょう。
WBTCに関する対談
それ単体では利用価値は殆どありませんが、他のサービスと組み合わせる事によって様々な用途が産まれる事が期待できます。例えばDeFi、DEX、Dapps関連でしょうか。
CryptoのSoV( 価値の貯蔵)であるBTCを色々な仕組みに組み込む事が出来る、これは非常に大きな事です。 当然スマートコントラクトにも使えますから、例えばMyWishにあるWill Contract(遺言)やWedding Contractなんかは用途をイメージするのに良い例でしょう。
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WBTC ダッシュボード
ダッシュボードを見ると、2019年2月5日現在で、72.4214WBTCが発行されており、担保されているビットコインの枚数と合わせて確認することができます。
Marketplace Creatorで分散型マーケットプレイスを作る
実際に試してみましたが非常に簡単です。マーケットの名前とドメイン、カラー選択してからMETAMASK(メタマスク)で署名することで、下記URLのように独自の分散型マーケットが出来上がります。
https://coinpicks.origindapp.com/
実験的に作成しただけなので何も掲載されていないことをご了承ください。
https://creator.originprotocol.com/#/
Enjinx
イーサリアムチェーン上のトークンエクスプローラーです。
指定のトークンの基礎情報からアドレス毎の保有枚数まで結構見ていて面白いので1度見てみてください。
https://enjinx.io/eth/transactions
BTCPay Serverとは
誰でも簡単にビットコインやその他の仮想通貨の決済環境を構築できるオープンソースのシステムです。毎回異なる請求アドレスが顧客に提示され請求書に関連付けられます。アドレスの再利用をしないためプライバシーも守られます。
システムは集権的な管理会社があるわけではなく、コードによって制御されているため手数料はかかりません。顧客とあなたの決済は全てP2Pで行われ、資金に基づいた秘密鍵の管理をあなた自身で行います。
今後ライトニング・ネットワークに注目が集まり、Lapps(Lightning Applications)と呼ばれる1セント以下の双方向マイクロペイメントを利用した新しい形のアプリケーションが出てくると、BTCPay Serverは一つの決済インフラとしてより注目を集めると思います。
実はこのようなシステムの老舗はBitPayでした。名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
しかし、ビットコインの分裂時にビットコイン・キャッシュに付くことになり、ビットコインに対応した代わりのシステムとしてBTCPay Serverが誕生しました。暗号通貨決済を自身のサービスに導入する場合に、ユーザごとの請求書の管理と0承認取引が可能(ビットコインのみ)な点で、大きな助けになります。
casa node
簡単にビットコインのフルノードを運用することができます。フルノードの運用やライトニング・ネットワークに興味があるが、難しくてよく分からないという人は絶対的におすすめです。
https://store.casa/lightning-node/
18歳以下でも融資を受けることができる方法
ブロックチェーンのローンと銀行からのローンの違いは何が違うのだろうと思いました。違いがたくさんあることに気づきました。まず始めに、この融資を受けるのに18歳である必要はありませんでした。
使用したツール
- InstaDApp
- MetaMask
① InstaDAppを開いてMetaMaskと接続(ページを開けば自動的に接続)。自分自身の個人情報を入力する必要や手間は一切ありません。
② ETH(イーサリアム )を担保に、必要な量のDAIの枚数を入力しました。この時担保比率に注意しました。
③ 担保比率が66%を超えると、あなたが担保しているETHは自動的に売却されます。つまり、担保しているETHが100ドルの場合、最大66DAIを融資として引き出すことができます。必要な手数料は0.07ドル(約7.56円)でした。ここまで掛かった時間はたった5分です。
MakerDAOの融資システムは、既存の銀行の融資システムと比較してはるかに優れています。(以下に列挙)
- 安価な手数料と年利(0.5%)
- 個人情報の入力の手間が要求されない
- 迅速な融資
- セキュアなシステム
- 24時間365日稼働
- 年齢制限なし
BEAM – Secure Bulletin Board System (SBBS)
Mimblewimbleプロトコルを採用しているBEAMには、アドレスという概念が存在せず、ビットコインやイーサリアムのように相手に対して一方的な送信ができません。
送信の条件として、「お互いがオンラインである」という最低条件があります。
しかし、実際にBEAMを購入してウォレットに送金するという体験をした人にとっては、その不便さを感じなかったのではないでしょうか?なぜかというと、SBBS(Secure Bulletin Board System )という機能によって、トランザクションの相手がオフラインの場合でもあっても送金を可能にしています。
その仕組みについて下記URLで説明しています。
日本語での解説のため非常に理解しやすくなっています。
ライトコインにMimbleWimbleを実装する
ライトコインのサイドチェーンとしてMW Litecoinが登場する可能性があります。
これがうまくいけばビットコインとかモナコインにも実装されるんじゃないかなと予想します。もともとMimbleWimbleプロトコルは、ビットコインのサイドチェーンとして実装される予定でしたが、Mimblewimbleは従来のチェーン構造とは大きく異なる構造を持っているため、結局実装されませんでした。
BTCを大量に送金するのにライトニング・ネットワークでは現状無理で、オンチェーン処理の秘匿を実現しようと思えば必然かもしれません。
ERC725について
ERC725は、ID(アイデンティティ)の管理を中央集権的な組織で管理するのではなく、イーサリアムのブロックチェーン上で分散的に管理するために提案された規格です。
この規格は、ERC725は、ERC 20およびWeb3.jsの作成者であるFabian Vogelstellerによって作成されました。
Vogelsteller氏は次のように説明しています。「アイデンティティー(ID)は、確かにBlockchainエコシステムで欠けている最も重要な要素の1つです」。
ERC725の規格を用いて発行されたIDは、第三者によって検証されたアクション(トランザクション、文書、ログイン、アクセスなど)、および請求に署名するためのKey、およびプロキシ機能を保持することができます。
このIDには複数のKeys(外部アカウントまたはコントラクトアドレスからの公開鍵)を紐づけることができます。
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