ゲスト紹介
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Infrastructure Engineer Ethereum,Tierion,Enigma,Handshake辺りが好きな長文大名。 時折特定銘柄について語りますが、価格については関知しておりません。
こんにちわ。
CoinPicksの今井涼二です。
CRYPTO STORY – 私のリアル –
こちらの対談では、仮想通貨に関わる「個人」に焦点をあてて、知られざるその真実と裏側、そして、それぞれのストーリーに隠された秘話など、毎回多彩なゲストをお招きして、メディアでは決して見ることのできない「リアル」を、みなさんにお届けしたいとおもいます。
今回は、孤高の城主 武田信玄さんをお招きして、ここでしか見ることのできないツイートを様々な角度から引き出したいと思います。
そして今年、武田氏はいったい何に注目しているのか?
また、最近話題になっているWBTCについてもお聞きしたいと思います。
武田信玄を紐解く
今井
さっそくですが、自己紹介をお願い致します。
武田信玄
武田信玄という名前で活動しています。
実は日本史や武将が特別好きという訳ではなく、武将アカウントを作る機会があった際に適当に選んで作りました!
興味分野は主にEthereum周りですが、2nd LayerやInteroperability(相互運用性)も興味があり、色々気の向くままに調べています
今井
自己紹介ありがとうございます。
イーサリアム周りのリサーチ力はツイートから拝見させて頂いております。信玄さんは普段はどこで何をされているのでしょうか?
お応え頂けたら宜しくお願い致します。
武田信玄
普段はフルタイムで会社員をやっています。
社内のIT系インフラを構築、運用、管理する様な仕事ですね。 元々IT系の業務をしていた事からブロックチェーンの様な新技術に興味が湧いたと言えるかもしれません。
今井
なるほど。
フルタイムで働きながらの情報収集力には頭が下がります。
会社員で働いている時間以外は全て界隈の情報収集に当てられているのですか(概算4〜6時間程)?
武田信玄
いや、そんなには割り当ててないと思います。 例えばホワイトペーパーを見る時も全部を読む訳でなく面白そうなところしか読まない事が殆どですね 広く浅く調べている事、IT系の技術を多少知っている為かと思いますが、知識が増えると連想と予測が出来るのかも。
ただし全体的に浅い理解で済ませてます。
今井
この業界情報収収集の仕方にもコツが必要ですよね。参考になります。
2018 to 2019 注目のWBTCとその用途
今井
ところで、信玄さんは随分前から界隈にてご活躍されている印象があります。2018年は市場が下火で多くの方が撤退しました。その中で界隈に対するモチベーションの根源は何だったのでしょうか?
武田信玄
参加は2017年5末からです。 モチベは好奇心ですね。様々なサービスやプロジェクトが次々に立ち上がり、それらが相互に作用して新たな形を作り出したりと見ていて飽きないというか可能性が膨らむばかりで、むしろ幾ら調べても時間が足りない程です。 ここ暫くはDeFi(*1)関連に熱中しています。
*1 DiFi:Decentralized Finance platformsの略語で「分散型金融」と呼ばれており、賃借やデリバティブやトレードなどの金融取引を分散的に行うことを言います。
今井
それは同感です。 興味関心に終わりがありませんね。
その中で2019年は何に注目しますか?
武田信玄
Ethereum上にトークン化されるEthereum外の価値や信用 (WBTCがその1つ目です)に注目しており、STOもバブルが来るとは思いませんが、利便性や拡張性を付加出来る事から長い目で見れば期待しています。
後は2nd Layerと匿名化技術が加速度的に発展するのではないでしょうか?
今井
2nd Layerや匿名技術についてはかなり注目しています。
しかし、それよりもWBTCに関する情報はリアルタイムで気になりますね。WBTCというのはいったい何でしょうか?(多くの方に伝わるようにわかりやすくいうと?)
武田信玄
一部の管理者に依存するCentralizedな仕組みではありますが、WBTCはBTCと等価のトークンをEthereum上に持ち込むシステムです。
それ単体では利用価値は殆どありませんが、他のサービスと組み合わせる事によって様々な用途が産まれる事が期待できます
今井
ありがとうございます。たしかにWBTCは既存のサービスと掛け合わせて様々な応用ができそうですね。
具体的にどのような用途が考えられそうですか?
武田信玄
まずはDeFi、DEX、Dapps関連でしょうか。
CryptoのSoV( 価値の貯蔵)であるBTCを色々な仕組みに組み込む事が出来る、これは非常に大きな事です。 当然スマートコントラクトにも使えますから、例えばMyWishにあるWill Contract(遺言)やWedding Contractなんかは用途をイメージするのに良い例でしょう。
今井
確かにDeFiやDappsやDEXには必要性を感じます。この点を語ると時間が足らないので省きます。笑
ところで、MyWishにあるWill Contract(遺言)やWedding Contractというのは簡潔にいうとどんなものでしょうか?
なにか良いソースがあればお願い致します。
武田信玄
Will Contactはペアとなる管理元、送信先アドレスを指定し、別途指定した一定期間、管理元から作成したContractにTxが送られないと資産が転送されるものらしいです。
なので送信元持ち主が死亡もしくは身動きが取れなくなると…といった用途かと。
詳細は下記公式側を確認下さい
[blogcard url=”https://mywish.io/”%5D
POINT:ちなみにMyWishなんですけど、実はあれはETH以外も対応してて、WillContractもBTC+RSKで作れるみたいです。でもそれは承知の上で解りやすい例として挙げた次第です。 by武田信玄
今井
なるほど。
比較的ボラティリティの低いBTCとして担保していたWBTCをコントラクトを通して安座に資産の保護をできるということですね。 このWBTCは確かに革新的です。しかし、USDTのように担保に関する寝懸念点のようなものは存在するのですか?
武田信玄
担保資産は指定が無かったので、恐らく種類は問わないと思いますよ。
例えば…将来的には権利に紐づくNFTやSTO系も移転出来る様に、更に条件指定も便利に等、想像出来ます。 リスクはコントラクトの問題や管理元アドレスで鍵が盗難とかでしょうか。
今回はMyWishを挙げましたが、今後も色々登場するでしょう
今井
DeFiはここから広まっていく可能性を感じますね。
ただし領域はかなり広いですが…
大変勉強になりました。
視聴者からの質問
今井
最後にゲストの方からいくつか質問が届いております。お応え頂けたらと思います。
武田信玄
思い入れではethereumになりますが、それでは面白く無いので…思い出深いのはTierionですね。 初期のマスターノードブームやその後のちゃぶ台返し含め、色々なドラマがありました。
今井
なるほど。それは時間のあるときに本人様に深追いして頂きましょう。
次の質問です。
武田信玄
Ethereumの概念を自分なりに掴めた時です。
これはインターネットの上に載せられる、信用と価値のネットワークみたいなものであり、そこでContractとWallet、Blockchainの組み合わせで何が出来るのかというイメージが自分の中で紐付いた時ですね。
技術では2nd layer系、通貨はやはりETHです。
今井
ありがとうございます。
今後の信玄さんのツイートには要注目ですね。
最後の質問です。
武田信玄
それは…秘密です。
ご想像にお任せします!
今井
ありがとうございます。 参考になります。笑
最後は木になる発言もありましたが、非常に面白い対談となりました。
以上
武田信玄さんとの対談でした。
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“孤高の城主”武田信玄”氏が注目するWBTCとDiFiへの実装” への1件のフィードバック
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