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米ドルに連動したステーブルコイン「TUSDとUSDT」

話題のステーブルコイン


ステーブルコインと聞くとTether Limited (1) が発行しているTether (USDT)を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
ステーブルコインとは、1コイン=1USDのように価格が固定されているもののことを指します。

1 Tether Limited社:Tether Limited社は元々はスタートアップの一つでしたが、香港を拠点にドル建の取引量で世界最大の取引所”Bitfinex”の親会社”iFinex”に買収されたため現在はBitfinexと運営が同じとなっている。USDTは米ドルに裏打ちされたトークンであり、現在はユーロに裏打ちされた”EURT”というトークンも発行している。

その他でも注目を集めているもので、MakerDAOプラットフォーム  (2) によって発行されるDAITrusttoken社から発行されているTrueusd (TUSD)と呼ばれるステーブルコインが発行されています。
また、最近では米国取引所のPoloniexを買収したCircle社はUSDCと呼ばれるステーブルコインの発表をしたことで話題になりました。

2 MakerDAOMakerDAODAO(分散型自立組織)を目指しているプラットフォームで、DAIの発行システムはこのMakerDAOによってコントロールされている。

今回は以外と知られていないTrueusd (TUSD)についてご紹介をしたいと思います。

 

▼TUSDとは…


TUSDもまた、1TUSD=1USDに価格を固定することを念頭に置いています。
そこで、今回はTrueusdTUSD)Tether(USDT)の比較や違いなどを整理したいと思います。

このようなステーブルコインは運営元へのトラスト、つまり信用が不可欠です。

TUSDを発行しているTrusttoken社は、現実の通貨や資産をトークン化するためのプラットフォームを開発しており、法的に強制され、監査され、担保された方法で実際の資産をブロックチェーンに証券化しているとのことです。

そのプラットフォームの最初の製品がTUSDとなります。

また、既存の通貨はもちろん、書籍や音楽などの特許に関連するものまで、トークンとしてサポートしており、その製品の所有権や特許と関連づけていくとのことです。
そのような所有権や特許と関連させるトークンの開発をしている企業はすでにあり、大きな問題の1つとして流動性の低さがありました。
しかし、TUSDのように法定通貨と11で固定されたトークンを基盤にすることで、今後大きな流動性確保も大きな障壁にならないのではないでしょうか。

 

▼TUSDUSDTの違い


さて、肝心なTetherショック (3) を招いた、USDTとの1番の違いはなんなのでしょうか。USD11で固定されたトークンという点では相違はありません。
大きく違う点が「透明性」です。

3 Tetherショック:米ドルに裏打ちされたトークンであるはずのUSDTの根拠に疑問を持ち、米国商品先物取引委員会(CFTC)Tether Limited社に対して、召喚状を送りつけたことで市場の不信感が高まり、仮想通貨市場に暴落が起きた。

Tether社は、投資家から預かった資金を自社で保管し、それと11になるようにUSDTを投資家に発行します。
預かった米ドルとUSDT11であることを証明するために、Tether社は毎日米ドルの預かり金を公表することで、市場へ安心感をあたえています。
しかし、管理体制が中央集権的であるTether社を100%信用できるのかというと、そうではなく、どうしても透明性にかける部分が出てきます。
事実、この透明性を巡り様々な問題が発生しましたが、ここでは割愛致します。

一方でTUSDは、ライセンスを得た信託会社や銀行が、投資家からの資金をエスクロー口座 (4) にて100%管理します。
その資金に対して、同社はアクセスしないとのことです。

4 エスクロー口座:第三者である金融機関に、証書 (停止条件付捺印証書) の交付とともにエスクロー勘定を開設し、買い手はその勘定に譲渡代金を入金して保管しておき、売り手との間に設けた条件が満たされたときに、その勘定から譲渡対価が売り手に支払われる方式。

また、TUSDから米ドルへの変換はスマートコントラクト(契約の自動化)を使用することで、確実に米ドルとの11を実現しています。
以上のように、TUSDTrusttoken社の人間が一切資金に触れることなく、Stablecoinとしてのエコシステムを構築しようとしています。

この透明性という部分をいかに市場に浸透させていくかが、ステーブルコイン各種の重要な論点となっています。

 

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カテゴリー:PicksNews

今井 涼二

2015年より暗号通貨の動向を追い続け、非中央集権からなる未来に心を奪われ没頭。ビットコインの技術動向を追いながらトレーダーとしての生活。その中で海外情報の重要性とその量からなる、情報の多さにコミュニティーを作り共有を始めたのがCoinPicksの始まりであり、約1ヶ月で450人が集まる。そこから今回より内容の濃いコミュニティーを作りたいということで「海外の仮想通貨情報を配信」を柱にオンラインサロンを立ち上げました。

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